- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575239454
感想・レビュー・書評
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住野よるの2作目。
不覚にも中年の親父が思わず人前で泣きそうになってしまった。
人生とは、難しい。
強く生きすぎると周りと軋轢を起こしてしまう。
孤独に生きたくても、人は一人では生きていけない。
人生はプリンのようなものだ。
カラメルのようなアクセントが必要なのだろう。
自分にとっての「幸せ」を考えさせられる作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わざとなのかな。。?文章の書き方が幼い。。なんか軽い感じでスラスラ読んでしまった。なのかの真っ直ぐさが可愛くてほっこりした。幸せとは何か。。とりあえず私も深呼吸して心の隙間をあけよう‼︎
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う一む、実は4年前に同じ本を単行本で読み、今回文庫本で読みました。
4年前は読んだ積もりが流し読みになっていて内容を十分に理解できていませんでした。
今回の読み直しでなる程と理解(した積もりか?)
一周遅れのランナーのようですが、なる程、同じ夢を見ていた、か。 -
頭が良い子供って、こんな感じなのかなって思いました。今回のお話は、なかなか主人公に感情移入できなくて読み終わってしまったので星三つです。作者様の文章選びとか登場人物の名前とかは好きなんですけど、作品によって主人公の思考回路が最後まで全然わからない場合があるので、人によって好き嫌いは分かれるのではないかと思います。でも買うのはやめられないくらい好きな場面とかもあるので、相性が合わなくてもハードカバーは買っておきたいと一度でも思った人は買った方がいいです。
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ああ、そういうことだったんだと読み終えて納得。
主人公が幸せとは何かという宿題で少しずつ答えを見つけていく過程が素敵だなと思いました。 -
取りこぼしてはいけないような大事な言葉が沢山詰まっている物語だった。
「幸せとは、何か?」明確な答えを見つけるのは難しい。人それぞれの幸せの形。一つとして同じ幸せはない。答え合わせもできないから自分で見つけるしかない。
少女の「友人」は彼女の幸せを願い、会いに来てくれた。クラスの友達を馬鹿にし、不要と切り捨ててきた少女は「友人」さえいれば良かった。
けれど、本当に味方が欲しかったのは自分なのだと気付き、少年に寄り添う場面が真っ直ぐで不器用だけど、とても強くて、気持ちが良かった。
子供の世界は狭く、きっと息をするのも大変なこともあるだろう。その中で「幸せ」の形を探し出すのは、きっと楽しい事ばかりじゃないはず。けれど、きっと大人より本質的で混じりっ気のない、その子の「幸せ」が見つかる。子供の力は大人なんかより遥かにすごいから。
幸せとは許されること、相手を思えること、幸せと言えること…どれも幸せの形。
「僕の絵を好きだって言ってくれる友達が、隣の席に座っていることです」が一番好きかな。
私の幸せは…と考えてしまう一冊。 -
最初、読んだ時はあまり分からなかった本です。
でも、やっぱり読みたくなって図書館で借りました。1回目とは、違う感動が味わえました。
「しーあわーせはー、あーるいーてこーないー、だーからあーるいーていーくんだねー」のフレーズが好きです!私の大好きな一冊です。