エレジーは流れない

著者 : 三浦しをん

• 双葉社 (2021年4月21日発売)

感想・レビュー・書評

[いのさんさんの感想 · 2021年5月22日]

若者の特権、それは恋と革命。　正解なんて一つじゃない。　日々色んな事に悩んだり友達に振り回されたりしながら成長していく姿。　2人のお母さんへの思い。　これから先何処へ向かっていくのか。　
　

[1392972番目の読書家さんの感想 · 2021年5月5日]

もっちもっち、もちゆ〜。の歌が流れる餅湯の商店街。楽しめました。餅湯温泉饅頭は、粒あんかな練りあんかな他の味かなと思ってしまう。

[ミステイク承知の助さんの感想 · 2024年1月27日]

餅湯温泉街で暮らす複雑な家庭環境にある男子高校生の怜。
怜と友達達の場面が面白すぎる。会話も怜の心の中でのツッコミも。

[溢れ出る涙さんの感想 · 2023年10月25日]

もっと、三浦しをん節があっても良かったが、爽やかな田舎の高校生たちの青春が良かった。

[osmanthusさんの感想 · 2023年6月3日]

三浦しをんのはこういう軽めのやり取りのほうが好き。
十代にこんな友達がいたらほんとにいいなと思った。
考えすぎないことも時には大事やな

[ちまりさんの感想 · 2023年3月8日]

エレジー(悲歌)は流れず、明るい歌が流れる街と人のお話しでした♨

[ありんこゆういちさんの感想 · 2022年3月15日]

母親が二人。一人は寂れた温泉街の土産物屋を経営する母。一人は会社経営に辣腕を振るうお金持ちの母。幼い頃から両方を定期的に行き来して大きくなりました。ってなんじゃそりゃと思いますが、彼は父親が居ない事も、母親が2人いる事も「そういう家庭もあるのかな」と受け入れて生きてきました。
しかし大学進学や就職を考える頃になると、両方の母親の関係も気になるし、学費をどちらに相談すればいいかも悩む。どちらが自分を産んだ母親なのかも悩む・・・。
と、重い内容かと思いきや、ゆるくもハートフルな友情と、さりげなく見守ってくれる町の人々、そして母親たちの愛情。スーッと読めて体にあっというまに吸収されるスポドリのような小説です。
重さを求めてしまう自分もいますが、このゆるい小説を楽しく最後まで読ませてしまう事自体力量なのかなと思います。
正直、三浦しをんさんならこういう小説いくらでも書けそうだな、と思ったりしますが、それ自体が凄いハイレベルな要求なんでしょうね。

[maomaoさんの感想 · 2022年2月22日]

県立餅湯高校の心平、竜人、丸山、藤島、玲。
しをんさんの描く高校生男子の物語と知ったときから読みたくて♪

バカだけど可愛い奴！と思いながら、玲たちの暮らしを眺めて楽しんでました。
何だろう…。大人になって無茶することが減ったからか、高校生たちの無謀ともいえる行動がすごく楽しそうに目にうつる。
母親が二人いるという玲だけじゃなく、バカやってるけど家業、進学と悩みながら毎日を送る子どもたち。
テンポの良い会話が楽しい♪
自転車で冒険とか忍び込みとか、子どもの頃にするやつですよね。楽しくないわけがない！
まったり楽しめはするけど、期待値が上がり過ぎてたのか、思ったより感動は控えめな印象でした。

[kumasankさんの感想 · 2021年7月25日]

青春小説。いろいろあるけど、日常は続いていく。

[羽屋川さんの感想 · 2021年6月20日]

家族の問題や様々な事件に直面しながらも、主人公は平穏な日常を望んでいる。
唐突に将来を投げかけられる高校時代、閉鎖的な気持ちを抱えながら日々を過ごす怜達。周りの友達の人生観も各々違って面白かった。
餅湯住みたい。

[moboyokohamaさん · 2021/08/24]

羽屋川さん、フォローありがとうございます。
三浦しおんさんの新作なのですね。
三浦さんの作品、大好きなのですが最近は時代物にトップリとハマってしまって気が付きませんでした。
時代物熱が落ち着きましたら読んでみようかな。

[羽屋川さん · 2021/08/24]

moboyokohamaかわぞえさん、初めまして！本棚に惹かれてフォローさせて頂きました。
時代小説の感想読みました。どれも面白そうで、私は読んだことがないものばかりなので1歩踏み出して読んでみようと思いました。
三浦しをんさんの新作、オススメですよ！

著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。