エレジーは流れない

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 2944
感想 : 359
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575243970

感想・レビュー・書評

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  • 本当にありそうな日常が淡々と進んでいくが、その中にある高校生らしい心情や姿、商店街の人たちの人情がよく描かれている。物語の情景が想像でき、だんだん引き込まれた。

  • とても良かった。いやな人は誰もいない。みんないとおしい。
    餅湯温泉、行ってみたい。
    彼らのこれからが楽しみ。

  • 温泉街餅湯に暮らす男子高校生怜の、仲の良い同級生たちや二人の母親との生活を描いた物語。昔ほどの活気は無くなっている温泉地の商店街でのゆるい暮らしのなかで、高校生の怜はなぜ母親が二人いるのか、今後の進路は、など思う事もある。
    成長物語というほど何かが起きるわけでもないけど、ほのぼのとして面白かった。

  •  ここに出てくる、子供たちはいい子ばかりで、性格、価値観は違うけど、ちゃんと、将来のことも考えている。
    なにより、思いやりもあり、お手伝いも出来ている。

  • 『エレジーは流れない』
    中盤まで読んで、(で、エレジーって何なん?)と思っていたけれど、最後の最後でようやくエレジーとは何かがわかってすっきり。
    表紙の装丁のみで何となく手に取ったこちらですが、完全にエンタメとして面白く読ませていただきました。
    正しく青春群像小説で、頭が悪そうな(褒めている)高校生男子がわちゃわちゃやっているお話です。
    気分転換としては面白かったな。

  • 青春ど真ん中❗
    ドラマ化してもいいのでは。

  • 親は産みの親だけではない。
    いっぱいいてもいいと思う。

  • 1445年前はこんな高校生やったような気もするが、ここまでスマートな付き合いができてなかったかも。タイムマシンがあったら絶対戻りたい季節ですね。青年諸君、ガンバレ!

  • 読了。ひと夏かけても読みきれず今になってやっと。申し訳ない。
    読み初めは、なかなか進まなかったが、気合入れて読み出し、後半に差し掛かると、止まらずペースが昇り調子であった。最後の文でタイトルの意味がわかる最近あまり見ないおしゃれ手法で鳥肌。奇しくも主人公の苦悩には既視感を感じた。

  • 男子高校生の日常ってなんておバカでかわいいんだ

    三浦しをんの描く男の子は みんな魅力的だけど

    竜人のアホで一途なところにキュンとくる

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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