- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575525304
作品紹介・あらすじ
山深い秘境の村を走る旧道沿いにぽつんと佇む「ドライブインまほろば」。客は滅多に来ないが、比奈子は今日も店を開けた。そんなある暑い日、突然少年が幼い妹を連れて現われる。憂と名乗る男の子は、夏休みが終わるまで住み込みで働かせてほしいと懇願する。娘を亡くした過去を持つ比奈子は逡巡しながらも、ひと晩だけ泊めてやることに。だがその夜更け、月明かりの下で憂は、義父を殺して逃げてきたと告白し――親とは、子とは何か。家族の愛を問い、人生の暗闇に光を灯す魂揺さぶる感動長編。
感想・レビュー・書評
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どんだけ不幸自慢すんねん!って感じの不幸な人ばかり…
まぁ、自慢したい訳やないにしても…
メインの登場人物だけで…
親にひどい虐待されて、親を金属バッドで…小学生
ひどい親に育てられ、援交クラブみたいなので荒んだ生活を送ってる兄弟、で弟は殺され、自分も人殺し…
最愛の娘を事故で亡くすけど、事故を起こした当事者が自分の母親…ツラい
何か、不幸の、オンパレードやけど、この先も、これが続くとなると、やりきれん…
しかし、小学生に
「…生まれてきて…なんにもいいことなかった」
「僕はなんで生まれてきたんやろ。なんで…」
「生まれてけえへんかったらよかった」
って言われてしまう育ててた親って…
「やかましいや、この野郎!」
「許せねえ!」
「てめえら人間じゃねえや!」
「叩っ斬ってやる!」
(「破れ傘刀舟」)
って気分になる!
う〜ん…
ポキっ!_| ̄|○
最後は、
少し光が見えるけど…
多くは望まないにしても、少しは陽が当たって欲しい… -
フィクションでよかった
遠田潤子さんの本を初めて読んだのですが、題名から勝手に
ナミヤ雑貨店の様な話しなのかなと思って読み始めて全然違う、、、と心して読みました。
もちろん涙です。
どんな事があっても、子供は死んだらいけない
生きるのに誰の許可もいらない
小説の中なのに、心に錘が置かれたような重さを感じました -
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まことさん、初めまして。私もこの作品、最近読みました。
読めてよかったし、初遠田潤子さんでもあったので、
ほかの作品も読んでみたいと思っ...まことさん、初めまして。私もこの作品、最近読みました。
読めてよかったし、初遠田潤子さんでもあったので、
ほかの作品も読んでみたいと思っています(^^)
このたびは、いいねとフォローをありがとうございます。
こちらからもフォローさせて頂きますので
今後どうぞよろしくお願いします。2022/09/11 -
かなさん。初めまして♪
コメントありがとうございます。
こちらこそ、リフォローに、いいね!ありがとうございます。
こちらこそこれからも、よ...かなさん。初めまして♪
コメントありがとうございます。
こちらこそ、リフォローに、いいね!ありがとうございます。
こちらこそこれからも、よろしくお願いします。
遠田潤子さんは、好きというより、病みつきになった作家さんです。
次回作の「イオカステの揺籠」を図書館に予約して楽しみにしています。
かなさんの、これからの、遠田さんを、始めとする、レビューを楽しみにしています。2022/09/11
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2024/01/31
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ultramanさんが「読み終わった」の本棚登録した時点でレビューうきうきに待ってましたーーー!!笑ultramanさんが「読み終わった」の本棚登録した時点でレビューうきうきに待ってましたーーー!!笑2024/01/31
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2024/01/31
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遠田潤子『ドライブインまほろば』双葉文庫。
理想郷という意味の『まほろば』という名前のドライブインを舞台にした家族と人生の物語。果たして、苦しみを抱え続けて生きていくことに意味はあるのか……
何処までも深くて暗い哀しみと閉塞感に包まれる中、静かにストーリーは進行する。登場人物の誰もがこれでもかと言わんばかりの家族の哀しい過去と悲惨な境遇に苦しんでいる。時折見える微かな光に救われるが……最後には光射す明るい場所に出られるのだろうか。到底、救いなど無いのではと思われる胸が締め付けられるような重い物語。
序章での驚愕の描写から物語は始まる。
奈良県南部の深い山々に囲まれた秘境の村の旧道沿いに佇む『ドライブインまほろば』。店主の比奈子は実の母親の不注意から5歳の愛娘を失い、そのことが切っ掛けで夫とも離婚し、独りひっそりと生きていた。
夏のある日、『ドライブインまほろば』に迷いこんで来た小学6年生の憂と5歳の来海。激しい虐待を受けていた憂が、堪り兼ねて義父を金属バットで撲殺し、妹の来海を連れて家から逃げ出して来たのだ。比奈子はそんな二人を受け入れ、二人と暮らし始める。
一見幸せそうな三人の暮らしの背後に渦巻く暗雲はやがて近くへと……
人を生まれ変わらせるという幻の十年池……救いはあるのか……
本体価格750円
★★★★★ -
子どもの虐待の話は辛すぎる。
胸が締め付けられながら続きを読まずにはいられない強さで最後まで一気に読んでしまった。しばらくそこから抜けられない…ラストの希望がなかったら、辛すぎて耐えられない。
子どもは親を選べない。大人の中に子どもだった自分がいて親の愛をずっと求め続けている。満たされない想いは永遠に続いてしまう。繰り返される哀しみの連鎖。辛すぎた…。 -
実家との往復中に読もうと持って出て、
電車の中で泣くのを堪えるのが大変だった。
家では何度もポロポロ泣きながら読んだ。
今までの読んだ遠田作品の中で私はこれが一番共感度が高かった。
だから泣けた。
虐待メインだから駄目な人には駄目だと思う。
義父を殺す小学六年生の男の子、とか
もうそれだけで重い。
そんな酷い境遇の子供がいるなんてありえないとも思う一方で、そういう境遇の子供もいるのかも知れないとも思う。
小説として誇張することで、埋もれてしまう人間の感情や想いを言葉にして表現することができる。
そういう小説だった。
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文章が淡々としていて、気持ちよく読み進められた。不幸を書かせたら右に出る人はいないらしい遠田潤子さん。くどい部分もあったが、とても良かった!著書ぜんぶ漁ります。
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なんともいえない悲しい話なんだけど、一気によんじゃいました。
面白かったです!
ハマってしまいました〜
ポキっ!笑
ハマってしまいました〜
ポキっ!笑
そう!
複雑骨折まで、頑張りましょう〜
ポキっ!クズ!ウジ!
色々、ハマってます〜w
そう!
複雑骨折まで、頑張りましょう〜
ポキっ!クズ!ウジ!
色々、ハマってます〜w