チーズはどこへ消えた?

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594030193

感想・レビュー・書評

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  •  本書はビジネス書のようでもあり、自己啓発書のようであり、小説のようでもあり、子ども向けの童話の様でもあり、様々な顔を持っています。そして本書の最も特徴的な部分はこれだけ多くの要素を100ページ足らずで完結しているという点です。さらにチーズをめぐるメインの物語はさらに少ないページだけで語られています。  
     物語のテーマは変化に対しどのような対応するかについてです。昨今AI技術の進化や感染症による不況様々な変化が起こっています。本書は今のそして変化を嫌いやすい日本人に必要な知識が盛り込まれていると感じました。

  • 息子たちが読んでいた本を借りて読んでみました。
    変化とは何かを失うこではなく、何かを得ることなのだ...行動にうつさなければ何も変わらない。


  • 自分で啓発出来ているので、面白くなかった。

    ただ、この本によってタメになったという人も多いと思うので伝えたい趣旨を分かりやすく書いてあり、人の心に影響を与えられるくらいの本なのは分かる。

  • 英語学習を兼ねて、原著と併読。
    大学生の頃に読んだことがあるはずなのですが、すっかり内容を忘れてしまっていたので、新たな気持ちで読みました。

    本書のメインパートは、迷路の中で2匹のネズミと2人の小人が大好物のチーズを求めてどう行動するかが語られる寓話です。
    せっかく見つけたチーズが消えてしまったらどうするか。
    現状をすぐに受け入れ、すばやく行動に移す者。
    変化に戸惑い、次に何をすればよいのか逡巡する者。
    得たはずの利益にいつまでも固執し、前へ進めない者。
    彼らの姿は、変化を受け入れながら楽しんで前に進むことの大切さを、シンプルでわかりやすく伝えてくれます。

    仕事も、家庭も、自分自身も、変わらないものはない。
    だから、しなやかにしたたかに、その時々に適応できる柔軟さをもって生きていきたいなぁと、改めて思いました。

  • チーズを落として、人生や周りの人との関わりを見つめなおせる本。

    迷っている間に過ぎてしまうものもあるけれど、その時間も大切だったりする。

    ネズミの会話を通して確認し学ぶことができました。

  • 超有名なベストセラービジネス本。

    世の中は変化しつづけているから、今のビジネスはやがてすたれる。なので、企業は常に変化し続けようとしている。

    2人の小人と2匹のねずみの寓話。
    古びたチーズに固執していると、新しいチーズに出会えなく衰退していく。

    周りを観ずに、一つのところにとどまって知らぬうちに滅びていくこと。
    自分がゆでられているのに気付かずにじわりじわりゆであがっていく「ゆでがえる」の話と同じ。

    この本の良いなと思ったフレーズは
    ・明るく楽しい未来を思い描き
    ・恐怖を克服すること
    が自分で考え行動するコツであること。

    心配性で色々考えてから行動する人にとってはなかなか難しい。

    挑戦精神があって、新しもの好きな人には、割とフィットしているのでは。

    集団でも役割分担があるから、先行でチャレンジし続ける人とそれをフォローして広げる人など、集団がみなチャレンジャーである必要もないのでは。とも思った。

    ただ、誰かが新しい道を切り開く必要はある。
    その時は恐れず、未来を思い描くことが大事。

  • 学生のときと、働き始めてからでは、物語の響き方がだいぶ違った1冊。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    2匹のネズミ、スニッフとスカリー、2人の小人、ヘムとホーは、迷路のなかに生きている。

    2匹と2人はある日、チーズ・ステーションCで好みのチーズを見つけた。
    次の日から2匹と2人は、来る日も来る日もステーションCにしか行かなくなり、他のチーズを探すことをやめてしまった。

    ところがある日、チーズはこつ然と姿を消した(ように見えた)。

    その事実を目の前にして、スニッフとスカリー、ヘムとホーの選んだ生き方とは…?

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    この本が出版された頃、わたしはまだ学生でした。
    話題の本、ということで、開いてみた記憶はあるのですが、なんだか物語が抽象的に思えて全然おもしろく感じず、途中で読むのをやめてしまいました。
    ですが学生を卒業し、自分で自分の使う分のお金を稼いで生きる経験を経てから読むこの本は、なかなか見え方が違ってきて、おもしろかったです。

    「人は考え方を変えると、行動が変わるのだ。」(59ページ)

    この文章はとても印象的ですが、考え方を変えることに固執しすぎると、結局動けなくなることもあるということも、また事実です。
    卵が先か鶏が先かではありませんが、とりあえずいつもと違う行動をしてみることで見え方が変わり、考え方が変わることもあるので、行き詰まったときは、行動と考え方のうち、どちらか変えやすい方をやってみるといいのかなと思いました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    コロナ禍において、過去の世界の良さを懐かしむ日々かもしれませんが、チーズはなくなってしまったのですから、仕方がありません。
    元の世界に戻ることを祈るのではなく、自分の考え方や行動をかえて、新しいチーズを見つけるほうが、恐怖や不安を手放し生き生きと生きられるのではないかなと思いました。

  • 変化への順応。
    相手に変わることを求めるよりも、自分が変わることで次のステップへ。

    読了。

  • 変化を楽しめる人間でありたい

  • 知り合いにオススメして貰ったので読んでみた。
    当たり前の事だけど、常に意識していられない事を思い返すには丁度良い長さと文体。
    内容はシンプルで為になる内容だが、変化すればいい訳ではなく、この考え方を持った上で本質を見通す力を持つことが大事。
    頭が凝り固まっている取引先などに見せたい気持ちになった。

著者プロフィール

スペンサー・ジョンソン

Spencer Johnson, M.D.

1938〜2017。

心臓のペースメーカーの発明にたずさわった医学者でもあるジョンソン氏は、さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加。

ケン・ブランチャード氏との共著『1分間マネジャー』は、マネジメント論の古典として読みつがれています。

『チーズはどこへ消えた?』は日本でも歴史的なベストセラーとなり、全世界で数多くの読者に影響をあたえました。その待望の続編『迷路の外には何がある?』のほか、『頂きはどこにある?』など、よりよい生きかたを追求するさまざまな著書を遺しています。

「2022年 『プレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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