- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623080649
作品紹介・あらすじ
本書では、アクティブラーニングのできる学級をどのようにつくっていったらよいのかをコーチングの観点から解説しています。3つのコーチングステップにしたがってわかりやすく示していますので、アクティブラーニングにどこから手をつけたらよいのかすらわからないと困っている先生や、アクティブラーニングに挑戦してみたもののなかなか難しいと悩む先生にも、ヒントがあるのではないかと期待しています。
感想・レビュー・書評
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京都教育大学附属桃山小学校の若松先生は、
「子どものことを想い続けている先生」なんだなぁと思う。
学校には、たくさんの先生方がいて、とても話が上手で、仕事も効率的にこなせる「できる先生」がたくさんいる。
きっと、みんな子どものことを思って、仕事をしているだろう。
でも、「子どものことを思っている」=「子どものための実践になっている」とは限らない。
だからこそ、私たち教師は、自分の生徒指導や学級経営の一つ一つが、「子ども一人一人の成長」に繋がっているか、考えなければいけない。
ここで気をつけるべきポイントは、「教師の指示に従って、受け身になっていないかどうか」
言い換えると、「子ども自身がワクワクした状態で、動き出しているか」ということ。
若松先生は、常に子どものそういう「ワクワク感」を観察しながら、理想の教育を追求しているんだと思う。
コーチングという手法を用いて、子どもたちのもっている積極的なエネルギーを引き出す関わりが、これからの教師に求められるスキルである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[再読]
読書会課題図書
若松先生に出会う前に読んでた本
「主体的な学習者の育成」なんて絵空事なのかなぁとモヤモヤしていたのが、いや、これで行こうと確信になった気がする。
いつ読んだんだろう
当時の書き込みがなかなかいいこと書いてた笑
結局は『覚悟』ですよね。
恣意的な自分を消す覚悟
子どもを信じる覚悟
任せるからこそ、責任を持つ覚悟
任せると言うけど、学級は「つくる」
近道しないで一緒に悩む覚悟
覚悟がある人は信頼したくなる
そんな学級担任を目指してがんばりまーす٩( ᐛ )و -
学級づくりをする上でコーチングをどう活かしていくかが書かれている1冊。
コーチングの基本は「子供を起点にする」「子供をコントロールしない」とのこと。
ついつい教師側の都合を子供に押し付けてしまうときがある。
そうではなく、「学級を子供自身が自分たちで作っていく」というスタンスでこれからの学級づくりを考えていきたい。 -
主体的を作る:教えるではなく一緒に悩む
「どうしたらいいと思う?」「どうしたい?」
身の回りに起こることを自分ごととして、考えるよう導く
協働的を作る:つながりを作るために自らつながる
つながるために知る。子供と子供をつなぐ。
自発性が出てくればトラブルは当たり前。
トラブルが出たら自発性が出たと喜ぶ。
トラブルをどうするか一緒に悩み共に成長する。