働かないの: れんげ荘物語 (ハルキ文庫 む 2-5)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439374

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  • れんげ荘の続編。
    ここに住んで3年経ったキョウコの日常。
    働かないと決めたのだから、無職のままである。
    そんな中でも色々と変化はあるもので…。
    お隣にモデル並みの若い女性が引っ越してきたり、刺繍を始めてみたり。
    その刺繍を親友は、任務と言ったのが面白く思った。
    また、買い物は常に現金払いというのは、すっきりしてよい。払ったような払わないような、一瞬、ただでもらったような気がするカード払いは〜のくだりは、納得!そうだよね〜と声を出してしまった。
    終わり方が、第3弾もあっても良いような感じだった。
    '15.09.23読書完了

  • れんげ荘第2弾。
    のんびりゆったりの日々の中に出てくるちょっとした悩み事。

  • すごく平和なお話。
    平和だけど、生活の中で多分すごく大きな「仕事」をせずに暮らすことで(人に迷惑はかけていない)、仕事をせずに暮らしていくことの意味、みたいなものを書いている気がする。きっと仕事の中に自分の存在意義なんかを認めている人って多いと思うけれど、その「仕事」をしないってどういうことか、みたいな…。働くことができるのに働かない、って周りからの視線はもちろん、自分も落ち着かないと思うけれど、それを受け止めて生活するってどういうことなのかなあ。

  • れんげ荘、第二弾。
    48歳になったキョウコさん。
    今も月10万円で仕事をせずに暮らしている。
    自分では難しいなと思いつつ、この生活に興味が湧いて第二弾も読んでしまいました。
    3作目も読みたいです。
    キョウコさんのはじめた刺繍の閑静も楽しみです。

  • 図書館にて借りて。
    れんげ荘シリーズ第1巻を所有しており、なぜかこの本は何度も読んでしまう。
    約10数年前、第1巻を購入したきっかけは恐らく帯に書かれてあった「月10万円で楽しく暮らそう!」というキャッチフレーズが目に留まり、興味をそそられたのだと思う。こんな生活出来たらいいなー、なんて、自分とは無縁の別世界の物語として読んでいたけど、面白いもので、いまの自分は主人公と同じような歳で会社を辞め、同じような生活を送っていた!
    自分は結婚しているし、毎月の予算を厳格に決めてあるわけではない、といったディテールの違いはもちろんあるのだけど、(いまのところは)もう働かない、というつもりである。(大手企業に属して営業をしてたけど、疲れ果てた…という理由も主人公のキョウコさんと同じだった笑)

    ふとこの第1巻を思い出し読み返したところ、シリーズになっていることを知り、図書館で第2作目の本書を読んだところ、なんだか既読感が…。
    どうやら過去にも図書館で読んでいたらしい。笑今回はブクログに登録して、読んだことを忘れないようにしよう。
    第3、4作目も図書館で予約したけど、これも読んだのかな…記憶にないなー。でももし読んでいたとしてもまた楽しめると思う。そして自分と重ねたりして愉しむのだろうな。

  • あいかわらず、マユちゃんのアドバイスが的確でした。
    何をするにも、最初の1歩が必要。
    私も、何かに挑戦したくなりました。

  • 働くのをやめて一月10万円で暮らす女性の日常

    シンプルなのか丁寧な暮らしなのか寂しいわびしい暮らしなのか判断がわかれるところ

  • 主人公に共感し羨ましく思いつつも、どこか現実こんなにうまく生活できないな、と思った。でもこれを読んでもっとチカラを抜いて生活してもいいのかな、とも思う

  • れんげ荘の第2弾。
    忙し過ぎる仕事や殺伐とした人間関係に疲れ、貯金生活者となったキョウコ。
    その後もれんげ荘でゆっくりと日々を送る。
    人との関わりは最小限だけれど、新しく入居した美人で背の高いモデルのようなチユキや友人の知り合いの人等、優しく温かい交流もチラホラ。

    2022.3.21

  • 2018.1.3
    #1

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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