あきない世傳 金と銀 源流篇 (ハルキ文庫 た 19-15 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439817

感想・レビュー・書評

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  • 久々に続が読みたい。学者の娘として育てられたが、父兄が亡くなり、大阪の商家に奉公に出される。末息子や番頭さんに目をかけてもらい、あきないのことも学びたい。でも長男は女遊び。次男はそれでつんけんするし、おかみさんは大変。

  • 学者の父、優しい兄を相次いで亡くし、母と妹と別れて大阪の呉服商五鈴屋に奉公に上がる事になった幸。
    一生下働きの女衆として働く立場に置かれながら、持ち前の明るさと知識欲で、自らの運命を切り開いていく。


    「みをつくし料理帖」の澪と同じく、きっとこの先、幸にはこれでもかこれでもかと事件が降りかかり、その度に知恵と工夫で乗り切っていくんだろうなー、と思いつつ…
    うむむ、澪と違って見た目も美形なので、この先男にも苦労させられそう。

  • 2016.3

  • 高田さんの新シリーズの第1巻。
    摂津の学者の娘として生まれた幸が大阪の呉服商に奉公に出る。
    学も商も関係ない女衆にすぎないが、才を認められつつある。
    奉公先の危機に今後どう関わっていくのか、この先が楽しみ。

  • ■ 16101.
    <読破期間>
    2016/12/12~2016/12/16

  • 高田郁の新しいシリーズ、もう2作も出ているんですね。
    今回のテーマは商い、女衆として商家に奉公に上がった少女、
    学者の家に生まれ育ち、畑違いの商いの世界で必死に生きていく。
    そんな少女の才能に気づき目をかける人もいて、
    今後の展開が楽しみです。

  • みおつくし料理人シリーズが終わり、
    新しいシリーズが!
    前のシリーズも面白かったけど、今回のもかなり面白そう。
    早速続きが気になるー!

  • どうしても「みおつくし料理帖」の澪ちゃんと幸を比較してしまう(^^;)学者の娘として生まれ、学問大好きな幸だけど、兄と父を相次いで亡くし、飢饉もあって商いの店へ奉公にあがる(゜゜;)辛い目にあうんじゃないのか?(T-T)と心配したけれど、良い人達に恵まれて商売にも興味を持ち、いい感じ♪だかしか~し!最後は不穏な雰囲気がただよう(>_<)次巻が気になるわ~( ̄~ ̄;)

  • 新シリーズ
    主人公・幸が呉服商「五十鈴屋」に奉公へ
    紅屋から嫁いできた菊栄が里帰りしたまま離縁したことで幸の運命は変わるのか?
    続きが楽しみ

  • 学者の娘として厳しく育てられた幸(さち)は、享保の大飢饉によって父と兄を失い大坂の呉服商に女衆(下女)として一人で奉公することになる。
    「商は詐なり」と父に教えられて育った幸だったが、初めて間近で見る商いに興味を持つ。
    元々学者の父のように学ぶことが好きだった幸は、番頭にその資質を認められ商いの道へと進み始めるが・・・。

    「みをつくし」シリーズ完結後、待ちに待った新シリーズの第一作です。

    まだまだ序盤といったおもむきですが、すでに物語がダイナミックに動いており、最後はえっ??という展開に。
    前シリーズ同様、主人公の少女に苦難に次ぐ苦難が襲い掛かるのだろうと予想されますが、それらを知恵と努力ではねのけていく展開にワクワクしますね。
    多難を乗り越えていけるのだろうなとわかってるんだけど、やっぱり今後の展開が楽しみです。

    商売の話らしく、俗っぽい面や人の欲望についてちゃんと描いているのも好もしいです。
    取り急ぎ、つぶれかけの呉服屋をどう立て直していくか、そして幸がそれにどう関わっていくのか、先が気になります。

  • まあ、プロローグということで、可も不可もなく。でも、ちょっと皆、性格が浅すぎないか? 

  • 商家の話。
    ややゆるい作り。
    奉公に出るまでが長く、バランスが悪い。
    高田作品がはじめてだと、途中で投げ出すかも。

  • 時代は江戸、女子が勉強をするなんてとんでもない!という時代。
    そんな時代に生まれた、向学心の強い学者の娘、幸。
    でも、父親が亡くなってしまい、幸はたった7歳で奉公に出ることに。
    奉公先は、かつての家から10時間ほど歩かないといけない遠方で、着物の生地屋。
    個性豊かな人たちのいる中で、幸はどう成長していくのだろう・・・

  • 2016.09.読了

    みをつくしを思い出し、
    みをつくしの人たちが登場しそうな雰囲気。
    やはり 作風をガラリと変えるのは
    難しいのでしょうし、
    読者も変わるのを期待してないかも

    幸があまり苦労せずに、
    幸せになってくれるといいなぁ

  • また読み始める。面白い、一気読み。
    タイトルから先の展開がだいたい予想されるがそれも楽しみである。

  • 幸に幸あれ!
    あまりにも不幸過ぎる幸だけど、いい人たちに出会って、「共に」素敵な人生を送って欲しい。。(みんないなくなっちゃうよぉ・・・)
    で、お寮さんになるのかしら??

  • あの『みをつくし料理帖』シリーズを書いた作家
    高田郁さんの新刊。

    シリーズ化しそうな『源流編』
    摂津の津門村(つとむら)で学者の子として、
    生を受けた幸。
    大飢饉の中、聡明な長兄、父と続いて亡くし
    大阪の呉服屋を営む商家へ女衆として9歳にして
    奉公に行くことに。

    そこで、聡明な幸の資質を見込んで
    商いの手習いを受けることに。
    次から次へと舞い込む不幸。
    『買うて幸い、売っての幸せ』が信条という
    先代の教えを胸に商いの道へと。。。

    読み応えと期待度は満点!次が楽しみです。

  • 武庫川の近くにある農村で学者をしている父親を持ち、学ぶことの楽しさを知り「知恵」がほしいと願う少女、幸。
    商売人は汗をかかずにものを右から左に移すだけで利を得る詐だと父親に教えられて育ったが、相次ぐ不幸によって少女は父の忌んだ大阪の商売人のもとへ奉公に出ることになる。
    女に学はいらないとされた時代、それでも知恵を得たいと願う少女が商いの面白さ、奥深さに目を開いていく様を優しくのびやかに描いている。
    幸のいたいけさと愛らしさに、ああもうこの先どうなるの、と気になってならない。

  • 相変わらず、一気に読んでしまう傾向があります。関西エリアのお話なので、より親しみのわく物語でした。

  • 前のシリーズよりも断然面白い! と私は思う。だれにも頼まれていないのに、実写化されたときのキャスティングに悩みながら読みました。

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著者プロフィール

髙田 郁(たかだ かおる)
1959年生まれ、兵庫県宝塚市出身。日本の小説家、時代小説作家。元々は漫画原作者で、その時のペンネームは川富士立夏(かわふじ りっか)。
中央大学法学部卒業後、1993年集英社の女性向け漫画雑誌『YOU』で漫画原作者としてデビュー。その後山本周五郎の「なんの花か薫る」に衝撃を受けて、時代小説の執筆に至る。2006年「志乃の桜」で第4回北区内田康夫ミステリー文学賞区長賞(特別賞)を受賞。2007年「出世花」で第2回小説NON短編時代小説賞奨励賞を受賞。そして2008年に同作を含む短編集『出世花』で小説家デビューを果たした。
代表作に、全10巻で300万部を超える大ヒット『みをつくし料理帖』シリーズ。同作は2012年にテレビドラマ化。2013年に『銀二貫』が大阪の書店員らが大阪ゆかりの小説の中から「ほんまに読んでほしい」本を選ぶ「Osaka Book One Project」の第1回受賞作品に選出、2014年にNHK木曜時代劇にて林遣都主演によりテレビドラマ化された。

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