あきない世傳 金と銀 源流篇 (ハルキ文庫 た 19-15 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
4.04
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758439817

感想・レビュー・書評

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  • すいすい読める

  • 舞台は江戸時代の商人の街・大坂。
    絢爛豪華な元禄期を経て大不況の享保期に移った時代。
    学者の娘「幸」は数々の苦難を経た後、僅か九つで大坂天満の呉服商に奉公へ出る。
    「知恵は生きる力になる」という大好きな兄からの言葉を胸に、精一杯仕事に励む聡い幸。
    その幸を時に厳しく時に温かく見守る大人達。
    物がさっぱり売れず苦悩する中でも、洒落を効かせたテンポの良い会話が読んでいて心地好い。

    「笑う門には福きたる」
    苦難も笑ってやり過ごし知恵を絞っていけば拓ける道もきっとあるはず!
    阿呆ぼんにめげずに頑張れ!
    続きが早く読みたい。

  • 最初の方は何度も泣いた。後半は展開が急。一冊通してプロローグ的なものなのかも。不穏な終わり方をしたので二巻がとても気になる。個人的にはそういのは嫌だなあと思った。

  • 2017.6.10

  • 2017.6.12

  • 女に学は必要ないと言われていた時代、幸はどうやって「知恵」を身につけて行くのか楽しみ。
    新シリーズなので、誰が敵で誰が味方か探りながら読み進めた。
    でも終わり方がモヤモヤ…智蔵じゃなくて徳兵衛なの?治兵衛はちゃんと考えがあっての発想なの?次作が気になる…

    2017.5.17…20

  • 170506*読了

  • 新シリーズ。商いの話。

  • このシリーズもどんどん読めて楽しくなりそう

  • みをつくし料理帖への思い入れが強すぎてなかなか手を出せなかったシリーズ一作目。
    やっぱり面白い!高田郁は天才だと思う。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か―大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕!

  • 幸の賢さと素直さ、前向きさが好もしい。

  • 第一弾
    二巻を先に読んでいるせいか、内容は良く分かっている、しかし一巻でこれだけ話が進んで行くのかという感じ
    兄と父の死、大阪への方向と、その店での三男との出会いと別れ、目を掛ける番頭と、直ぐに出戻って行った御寮さんと

  • 前作は食と人がテーマでしたが、それ以外の江戸文化、特に飲食を商う事の難しさなどが目新しく面白かった。ですので。今回の新シリーズ嬉しいです。
    舞台は大阪に移りましたが、また健気に頑張る主人公と一緒に物語を楽しみたいです。

  • 新しいシリーズが始まったのね!
    うきうき!!!
    ふむふむ!!!!
    ほうほう!!!!!
    今のところ期待度高しです

  • 久々に続が読みたい。学者の娘として育てられたが、父兄が亡くなり、大阪の商家に奉公に出される。末息子や番頭さんに目をかけてもらい、あきないのことも学びたい。でも長男は女遊び。次男はそれでつんけんするし、おかみさんは大変。

  • 2016.3

  • ■ 16101.
    <読破期間>
    2016/12/12~2016/12/16

  • みおつくし料理人シリーズが終わり、
    新しいシリーズが!
    前のシリーズも面白かったけど、今回のもかなり面白そう。
    早速続きが気になるー!

  • どうしても「みおつくし料理帖」の澪ちゃんと幸を比較してしまう(^^;)学者の娘として生まれ、学問大好きな幸だけど、兄と父を相次いで亡くし、飢饉もあって商いの店へ奉公にあがる(゜゜;)辛い目にあうんじゃないのか?(T-T)と心配したけれど、良い人達に恵まれて商売にも興味を持ち、いい感じ♪だかしか~し!最後は不穏な雰囲気がただよう(>_<)次巻が気になるわ~( ̄~ ̄;)

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著者プロフィール

髙田 郁(たかだ かおる)
1959年生まれ、兵庫県宝塚市出身。日本の小説家、時代小説作家。元々は漫画原作者で、その時のペンネームは川富士立夏(かわふじ りっか)。
中央大学法学部卒業後、1993年集英社の女性向け漫画雑誌『YOU』で漫画原作者としてデビュー。その後山本周五郎の「なんの花か薫る」に衝撃を受けて、時代小説の執筆に至る。2006年「志乃の桜」で第4回北区内田康夫ミステリー文学賞区長賞(特別賞)を受賞。2007年「出世花」で第2回小説NON短編時代小説賞奨励賞を受賞。そして2008年に同作を含む短編集『出世花』で小説家デビューを果たした。
代表作に、全10巻で300万部を超える大ヒット『みをつくし料理帖』シリーズ。同作は2012年にテレビドラマ化。2013年に『銀二貫』が大阪の書店員らが大阪ゆかりの小説の中から「ほんまに読んでほしい」本を選ぶ「Osaka Book One Project」の第1回受賞作品に選出、2014年にNHK木曜時代劇にて林遣都主演によりテレビドラマ化された。

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