急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797338126

感想・レビュー・書評

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  • カオス理論を応用したビジネス書。発想は好きだが語り口にちょっと怪しさが否めないのであまり好きではない。。。。

  • 読むのに時間かかったけど、内容が充実していて面白い。
    マーケティングの話が主題と思うが、日常生活にもいかせそうな気がしている。

  • 小さな仕掛けで大きな成果を出すことが可能だと思わせてくれた。

    実際に活用できそうなヒント・理論・実例も数多く紹介されている。


    ティッピング・ポイントを押すことは誰にでもできる。
    そのためには、戦力の集中。結果を修正するのではなく、原因を正す。

  • 「ティッピング・ポイント」ということばはもともとは核物理学で使われることばのようですが、マーケティングや社会学の分野で、こう定義されています。「あるアイデアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れだし、野火のように広がる劇的瞬間のこと。」
    この本はこの感染現象が起こる原理や原則を、さまざまなエピソードを通して紹介していきます。最初に紹介された例では、アメリカのある靴のブランド品が何故売れ始めたのかが述べられています。その他、梅毒の感染の話、アメリカの独立革命での話、ニューヨークの地下鉄の話、自殺や喫煙の話・・時代や場所もさまざまです。
    この本が刊行されたのが10年以上前のようですので、今ではこの理論がさまざまなところに応用されているのが自明になっています。その上、多くの人がブログを書き、SNSでのつながりが生活の中に浸透している現在の世の中ではその変化は速く、予測も難しいものになっています。
    それでも、筆者が「社会にはむずかしいところや当てにならないところがあるのは確かだとしても、そこには大きな希望の余地も残されている。」と述べているのは特筆とするところです。「些細なところから大きな結果を生み出すことが可能」だと考えてひとりひとりがよりよい行動を起こすことが今の私たちには肝要です。

  • 内容的にはけっこう興味深いんですが、翻訳のせいなのか、合わなかったなぁ…おそらく論文としては超一流なんでしょうが、いたずらに文章が長いのと、論点の展開が極めてわかりにくいというか。でも、名だたるマーケッターの方々が絶賛しているということは私はまだまだ修行が足りないのでしょう…ここで取り上げられているエピソードひとつひとつはものすごい興味深いんだけど、全体を通じて言いたいメッセージが、あんまり伝わってこない印象を受けてしまいました。そういう本なのかな?

  • 流行は、徐々に生まれるのでなく、劇的な変化で生まれる。それにはしっかりとした原因がある。
    1. 少数者の法則
    20対80...ある事象は20%の人が全体の80%を支配している。

    2.粘りの要素
    人々の記憶に残させるためのメッセージの伝え方。

    3.背景の力
    人は環境に左右される。

  • 【ティッピング・ポイント】
    あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間のこと。

    この「ティッピング・ポイント」をいかに探り当て、世界を傾けるのかって本。

    マーケティングの教科書に。

  • ヒット商品が出るか出ないかで業績が大きく左右される業界にとって、参照すべきヒントが多くある。
    では、個人として、どう参照すべきか。
    個人でも参照すべき点はあるはず。

  • 内容としては、あるとき急に売れ始めるものには、ティっピングポイントと呼ばれるタイミングがあり、そこに至る要因を、媒介者や粘り野要素や、背景の力といった原則から、具体的な事例に当てはめながら説明しています。

    消費者のニーズに合わせて売れるものを作れば売れるとか、広告で認知度を上げれば売れるとか、そういうものとはあまり関係がない、というような感じを受けました。

  • 原版のタイトルは「The Tipping Point」、つまり「傾きが生まれる瞬間」。それを「モノを売るためのアイデアが書かれているかのような」タイトルにしてしまっているけど、タイトルを鵜呑みにして買ってしまうと後悔する人が多いかも。

    後書きにも書かれてるけど、この本はあくまでメカニズムを解説する本であって、そこからどのビジネスにも応用できるようなノウハウを示しているような本じゃない。
    なので、モノを売りたい、自分のやっているビジネスを広く知らしめたい、そのために何をすればいいの?と思っている人が読んでも、たいして参考にはならないんじゃないかな。

    何より、翻訳本にはありがちだけど、誤字が多過ぎるという「本としての基本」をクリアできていない時点で、俺の中ではバツ。
    「感じでいる」とかならまだ我慢できたけど、「○人」とかを「○入」って書いてた時点でもーダメ。拒否。出版社は最低ラインぐらいはクリアしてほしい。これは、本の内容とは関係ないけどね。

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著者プロフィール

1963年イギリス生まれ。
カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。
『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。邦訳には『天才!』『ニューヨーカー傑作選』ほかがある。

ある製品やメッセージが突然、爆発的に売れたり広まったりする仕組みを膨大な調査とユニークなフレームワークによって解き明かした最初の著書『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』)、人間は、長時間考えてたどり着いた結論よりも、最初の直感やひらめきによって、物事の本質を見抜くという仮説を検証した2冊めの著書『ブリンク』(邦題『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』)は、いずれも世界で200万部を超える大ベストセラーになっている。

「2014年 『逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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