急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797338126

感想・レビュー・書評

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  • 備忘録
    ●ティッピング・ポイント
    感染の勢いはある劇的な瞬間に上昇したり下降したりすることがありうる。
    ●粘りの要素
    情報の提示や構成の仕方をちょっと変えるだけで、その印象がガラリと違ってくる。情報提示の仕方にさりげなく、だが有意義な変更を加えること。手持ちの題材の構造と形態に細心の注意を払えば、劇的に粘りを高めることができる。
    正しい状況に置けば、誰もがうなずかざるを得ないような、単純な情報の引き立て方がある。
    ●コネクター
    どんな人の人生経路にも、友人や知人を作る並外れたコツを体得している一握りの人がそこかしこに散りばめられている。
    発想なり製品なりがコネクターに近づくほど、力と機会が増える。
    ●メイヴン
    どうすれば良い買い物ができるかがわかったら、それを他人に教えたがっている
    ●セールスマン
    説得する技術を持った選ばれたグループ
    ●外から内へ向かう感情
    感情や気分を上手に表現できる人は、他の人よりもはるかに感情の感染力が高い
    ●繰り返しの発想
    何が起こるか予測することによって、確信のような自尊心のようなものを実感する
    ●背景の力
    感染は、それが起こる時と場所の条件に敏感に反応する。
    わたしたちの内面状態は、必ずしも意識していないかたちで、外部の環境に決定されている。
    性格とは、習慣や志向性や関心の束のようなものであり、それぞれゆるやかに結ばれ、時と場合と背景しだいで変わる
    ●一度に扱える情報量
    人間が一度に扱える情報料は限られており、一定限度を超えると途方に暮れてしまう
    ●交換記憶
    他人を通じて情報を蓄えている
    ●翻訳者
    高度に専門化された世界に属するアイディアや情報を、一般のわたしたちにも理解できるような言葉に翻訳してくれる

  • ティッピングポイント=パンデミック

    事例ばかりで読みづらかった。

  • ブームを作り上げるための理論を詳細に記した一冊。その原則として、

    1.少数者の法則

    2.粘りの要素

    3.背景の力

    を挙げている。どこかで聞いた話の二番煎じではなく、良く考えられて分析されている。例も分かりやすくて面白い。

    本書の中で、

    社会的伝染を成功させる基礎になるのは、変革は可能だという強固な信念であり、そこに正しい方向性が与えられると、人の行動なり信念は根底から変わるのだ。

    という言葉は、自分のことを冷静に振り返ってみると気付かされる。自分は自分の内なる声で日々の行動を決めているわけではなく、大いに周りの状況に応じて行動しているのだと。上記の「3.背景の力」が自分には納得ができた。

    では、社会的伝染・・・っていうよりかは、自分の周りを自分が正しいと思う方向に持っていくためにはどうすべきか。自分の直感を慎重に検討し、実行に移す。単に思いつきで動いてもダメ。考えもなく行動をしてもダメ。

    モノを売るということだけでなく、日々のちょっとしたことを改善したい人は必読。

  • 考え方、実例ともに納得できる。 

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  • ■法則
    1.何かを語るときそれを取り巻いている状況のほうが、語られた内容よりも重要になる場合がある。
    2.カリスマ的な人だけが自分の感情を相手に感染させることができる。
    3.「セサミストリート」は他の子供向け番組より目標を高くし、あえて困難に挑戦し、うまくいった。
    4.犯罪者は心の奥底にある内在的な理由で行動し、自らの世界にとらわれている人ではなく、むしろ、自分の置かれた環境に敏感に反応し、どんな徴候にも目ざとく、自分が受け止めた周囲の世界に左右されて犯行に及ぶ人だ。
    5.根本的な性格特徴を過大評価し、状況や背景の重要性を過小評価しがちである。
    6.性格とはむしろ、習慣や志向性や関心の束のようなものであり、それぞれゆるやかに結ばれ、時と場合と背景しだいで変わる。
    7.問題や課題をいい方向に持っていくためには順序がある。まずは、メカニズムを理解し、その上で「では明日から何をするか」という順序で取り組むべきなのだ。

  • これは今まで読んできたビジネス、マーケティングの本で三本の指に入るぐらいの良書。
    物事が広がっていく普遍的な理由、具体的な事柄。
    ティッピング・ポイントという概念があるかないかで今後自分の行動も大きく変わっていくだろう一冊。
    これはおそらく何度も読み直します。

  • yyasuda氏が推薦していたので手に取ってみた。包括的ではないが,ためになった。把握しておくと役に立つ場面があるかもしれない。

  • いつの日にか、この本の通りに何かを流行らせてみたい。
    口コミの威力って、すごいんだなぁ。

  • 読みやすく面白かった。日本で問題になっている自殺者数。「自殺が多い」と報道することにより、より増えるのかもなぁ と思った。喫煙の考察も興味深かった。

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著者プロフィール

1963年イギリス生まれ。
カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。
『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。邦訳には『天才!』『ニューヨーカー傑作選』ほかがある。

ある製品やメッセージが突然、爆発的に売れたり広まったりする仕組みを膨大な調査とユニークなフレームワークによって解き明かした最初の著書『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』)、人間は、長時間考えてたどり着いた結論よりも、最初の直感やひらめきによって、物事の本質を見抜くという仮説を検証した2冊めの著書『ブリンク』(邦題『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』)は、いずれも世界で200万部を超える大ベストセラーになっている。

「2014年 『逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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