ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫 あ 133)

著者 :
  • 新風舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797495584

感想・レビュー・書評

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  • ダヴィンチの特集記事を見て手にとってみた。ホラーなのかと読み進めていたら、後半は青春小説の趣きが強くなってきた。軽い文体の割には、暴力描写が生々しかったり、ちょっとアンバランスな印象も受けたけど、その間が面白さなのかも。

  • 危うい感じがなんとも言えずいい。<br>
    西尾維新さんとちょっと似てる。

  • 多分、日日日デビュー作。
    凄いよ。マジで。

  • ▼日日日さんの作品の中では一番好きかな。薄いと言えば薄いかもしれないけど、無理なく読めて丁度いいサイズ。▼でも……んー、強いて言えば、幼少期のトラウマとか虐待とかが原因っていうのは、もういいんだけどなあ。エヴァが流行った十年前ならいざ知らず。乙一さんがざくんざくん書いちゃったものなあ。▼先生、人を喜ばせるために「○○の後ろに女性の霊がいる」って言う女の子はどうかと思うよ。▼――普通死ぬか!? そんな理由で自殺するか!? 見えてしょうがないなら最悪目を潰すとか、いろいろあるでしょうに……と、筋違いの説教。▼しかしラストにやられてしまった私は細かい齟齬はどうでもよくなってしまったのでした。まる。▼幻想性と透明感に酔えるか酔えないかで評価別れると思います。

  • 初日日日。ちょっと期待したが外れた。ライトなノベル。

  • 作者買い。日日日ですから。買ったのはコレが一番最初ですけど。
    どうだっていいですけど、「一番最初」って重複ですよね。よく使うのに。
    とりあえず、重いです。暗いです。主人公のっけから虐待されてます。ヒロインはいい感じにイカれています。
    学園ものですが、涙涙の感動モノとかを期待しないように。ひたすら下降して、底辺を彷徨った後、ラスト時、更に最底までぶち破る勢いですので。とことん救われません。でも好き。

  • 高校生5冠作家の新感覚ホラー。
    幽霊好きの幼馴染ちーちゃんは、ある事件から変わってしまった。その僕の当たり前の日常まで破綻していく、新しい怖さの物語。

  • 天才高校生デビュー。そんな帯文に惹かれて読みましたが、これが面白かった。リアルでファンタジック。喪失感の予兆を臭わせながら、物語はけっこう波瀾万丈で、それでいて主人公とちーちゃんの関係は繊細で。微妙なものはちゃんと微妙に、激しいものは激しく。そしてちょっとヒネリのあるラストと、引っ張りすぎないエンド。んー、これは日日日にはまりそうな予感が。

  • 中盤までは面白そうかな、という期待があったのだけど、煽られただけで終わってしまったような。西尾維新と乙一を2:8で足して10で割って水で薄めた感じですか。<うわー褒めてない・・・

  • ちーちゃんは悠久の向こう(日日日)を読みました。
    この日日日さんは、まだ18歳だとか。
    この本を書いた当時は高校生らしいです。
    そうか。その若さでこんなのが書けるとは……。すごいなあ。
    ということで、とても面白かったです。
    <br><br>
    ジャンルとしてはホラーになるのかな?
    確かに幽霊に関する内容がたくさん出てきますが、ホラーってこういうもんなの? 少なくともaziは「ホラー」だと思っては読んでいませんでした。ジャンルなんか関係なくお勧めです。短い話で非常に読みやすいですので。
    <hr>
    ちーちゃんこと歌島千草は、幽霊好きの幼馴染。
    僕は毎日、両親からの虐待を避けて、平凡な日常を望んでいた。
    <br><br>

    でも、ちーちゃんの幽霊好きは留まることを知らず、高校のオカルト研究会で、学校の七不思議を調べているうちに奇怪な事件が起きて…『戻れなく』なっていく。ちーちゃんも、僕も。

    <hr>
    この人の文章は好きですね。読みやすいだけでなく、面白い表現をよく使っていて楽しいし、滑稽な昔話の挿入とか、ラスト近くの畳み掛けるような文章なんかもとても好きです。
    <hr>
    <a href="http://blogs.dion.ne.jp/zzz/archives/1035178.html" >※その他の本の紹介・感想まとめ(掲載順)はこちら</a>

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著者プロフィール

高校在学中に第8回角川学園小説大賞・優秀賞をはじめ、合計五冠の新人賞に輝く。ライトノベル、一般文芸とジャンルにとらわれず執筆を続け、著書に『狂乱家族日記』(エンターブレイン)『私の優しくない先輩』(講談社)。TVアニメ化もされた『ささみさん@がんばらない』(小学館)も執筆。

「2020年 『桃瀬さん家の百鬼目録2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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