株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者 (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
4.09
  • (80)
  • (88)
  • (45)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 792
感想 : 81
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799318157

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すべての人に、自分で立ち直る力がある。あなたも今日生きています。すべき役割があります。誰も恨むな、人間を嫌いになるな。新井英雄NewHero
    十年後みんで笑いあうために。エピローグは涙。やっぱり喜多川泰さん泣かされます。

  • 喜多川さんらしい作品です。かつての名作「手紙屋」とは違って、今回は未来の自分へ手紙を出します。時折イベントとかで行われる事ですが、ここからが喜多川文学の凄い所です。決して先読みできず、そこには感動が待ってます。

    ちなみに社員の英雄は、私と同い年で娘の歳まで一緒、でも置かれた立場が違うため、まるで自分のパラレルワールドのように読んでいました。なお本書は、喜多川さんデビューから十年の節目の一冊です。彼の十年の想いが本書には込められている気がします。

  • いいことがあると、過去が変わります。
    本当に大バカだ。どうせバカだ。もっとバカになっても、たいして変わりはないだろう。
    いい言葉に溢れている。話の伏線も巧い。登場人物への感情移入もしやすい。感動させたいという思いが、うまく言葉にのっている。泣くまいと堪えている人を見ると、思わずもらい泣きしてしまうような書き方。分かるかな?
    手紙がもつ力に着目した素晴らしい作品。辻仁成の代筆屋に似たような雰囲気、優しさをもつ作品だった。あまり聞いたことのない作者だったけど、これからは要チェック。
    著者が塾を運営している点にも注目してます。親向けへの塾も開催しているらしい。人間育成がモットー。やりたいことはとっととやらんと、先を越されるねー。

  • 喜多川泰さんの本は、いつも読んだ後に「感化」されます。私自身「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる」という言葉を信条にしているのですが、この本を読んだ後は「過去も変えられる」ということがわかりました。

  • 予想できるストーリーではあったが、相手のことを想ってしたことが、実は相手が望んだことではなかったことなど、ありがちな点について別の方向から思考する機会を得ることができる。

  • ■書名

    書名:株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者
    著者:喜多川 泰

    ■概要

    新しい人生を始めよう。何度でも。

    人生は、いつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる。
    人は日々の生活の中で、自分が抱いていた夢や希望をいつの間にか
    忘れてしまう。
    5人の登場人物は、十年前の自分が未来の自分に宛てて書いた手紙
    を読むことを通して、
    自分が素直な気持ちで実現したかった夢、抱いていた希望に気づく。
    そして自分自身からのメッセージに背中を押され、前に進み始める。

    その手紙を届ける主人公自身もまた、5人の人生に触れていく中で、
    自分の本音に気づき、新たな人生の一歩を踏み出す。

    感動のストーリーとともに人生の再出発への勇気を贈る喜多川泰、
    デビュー10年目の最高傑作。
    (From amazon)

    ■感想

    この人の作品が好きなので、もはや公正な評価で無いかもしれませんが
    今回も楽しませて頂きました。

    この人の作品は、言いたいことが明確です。
    今回は、以下の内容だと思います。

    ・人生はいつでも、やり直せる。
    ・人生を決めているのは、自分自身。
    ・自分の行動が人生を変える。
    ・覚悟を決めて行動する。

    言いたい事が新しいかと言えばそうではないけれども、この人の本を
    読むと「自分も頑張ろう!」と素直に思える自分がいます。

    作風として、点が線につながる感じは、この人特有のものであり見
    事ですが、以前の作品に比べ、最近の作品はこの結びつきが少し弱
    いかな~と感じます。

    ■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)

    何度でも、いつからでも自分が決めた瞬間から人生はやり直せる!
    全ては自分の行動次第です。
    迷っている方、躓いている方、落ち込んでいる方、読んでみてください!!

    ■気になった点

    ・自分が想像したお化け(嫌な事、ネガティブな事)を作るのは、自分の
     努力です。

    ・良い想像を「希望」といい悪い想像を「不安」といいます。

    ・結果を予想する事は出来ない。結果を見て気にすることは無い。

    ・人間は自分で乗り越えた壁の分だけ強くなる。

    ・人間はみな本人がその場にいなければ、その言葉が本人に届くか
     どうかあまり考えもせず、頭の中で思ったことをそのまま垂れ流
     してしまうそういう弱さを持っている。
     だから、他人がどうこうじゃなく、自分がそういう事を口にしない
     強さを持たなきゃいけないってただそれだけのことさ。

    ・本人伝える必要の無い情報をどこかで口にした時点で、悪口を
     言っている事になる。それは現実でもネット上でも同じ事。

    ・自分を恨むな、自分を嫌いになるな。

    ・人間がどういう面を出すかは相手によって変える。それは当たり
     前の事。

    ・現実に行き詰ったら、理想を追うチャンス。

    ・自分の心に火をつけには、自分自身でつけるか、火のついた人の
     言葉を聴けばいい。

  • 喜多川さんが好きで買いました。人生はどこからでも、何度でもやり直せるってことを、本を通してそうだなって思いました。

  • 私は教師をしている。六年生を担任した折、8年後の自分に手紙を出そうという試みをした事がある。8年後には、郵便料金も上がり、幹事となった子は、大変だったと思う。でも再び出会えた事は、感動だった。今は、フェイスブック等で繋がるが、当時は奇跡のようなストーリーだった。この事を思い出させる作品だった。

  • 【いい!】
    小説です。

    いい感じ!!!!
    喜多川泰さんは裏切りません。

  • 言葉の力。本当にそう思う。
    人は言葉で光を見いだし、まっすぐ歩むことができる。

全81件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

喜多川泰の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×