アイデアのちから

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822246884

感想・レビュー・書評

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  •  伝える側は、伝えようとする事柄に関する知識を豊富にもっている一方、その事柄に無知である伝える相手側の状態をうまく想像できません。著者は、この状態を、“知識に「呪い」をかけられる”と表現しています。
     本書は、「知の呪縛」から逃れて、アイデアを生み出すための方法を様々な具体例を用いて解説した一冊です。

      詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=1988

  • 日本語タイトル名は「アイデアのちから」ですが、内容はこちらのアイデアを如何にして相手の記憶に焼きつけるか、を説明した本です。
    単純明快で意外性があり、具体的で信頼性があり、感情に訴え、物語性があること。
    アイデアを具現化するためにはこの本に書かれた6つの原則をフレームワークとして意識する、具体的な例も交え、とても分かりやすく書かれています。
    私もこれから人に何か説明する時はこの本に書かれたフレームワークを意識していきたいと思います。

  • アイデアとはなんだ??
    アイデアとは天才が閃くものではなく、しっかりとした技術である。
    本書では、6つのフレームワークから、アイデアの技術を学ぶ。
    1.単純明快である。
    2.意外性がある。
    3.具体的である。
    4.信頼性がある。
    5.感情に訴える。
    6.物語がある。

    どんなアイデアにも使えるフレームワーク。
    企画の仕事を目指している自分にとっては、かなり役に立つ。
    今後も何度も読んでいきたい良書。

  • ノンフィクションとか、啓発本って、あんまり読む気にならなくて読み飛ばすか、積み状態に戻すかになっちゃうけど、これは一気に読めた。
    この本のテーマの一つでもあるけど、やはり「物語性」というのは非常に大事だと思う。記憶にも残るし、興味も引くし。ただ単にデータや事実や言い回しや、そういうのを羅列するだけだと、ほんとに興味のある人くらいしか聴いてくれない。

    テーマにするだけあって、ほとんどのチャプターがまず物語を述べて、それの説明や応用が続くという構成になってて飽きることがない。大事なポイントは物語と一緒に記憶されるから、一度読んだだけでも結構残ってくれる。すぐには思い出せなくても、身についてると思う。

    これは、どの分野であっても役に立つ本だ。手放さない方がいいな。

  • 本来の創造性を記憶に焼きつくものにするための方法について教えてくれる本。なかなかおもしろいし、参考になる。
    ・記憶に焼きつくアイデアをどうやって組み立てるか
    ・アイデアを記憶に粘るものにする特徴を突き止める。
    ・記憶に粘るものと消えていくものの違いは何か
    原則1 単純明快であること (重み深みも必要)
    原則2 意外性がある(驚きが警戒感と集中力を高める)
    原則3 具体的である
    原則4 信頼性がある 
    原則5 感情に訴える
    原則6 物語性がある イメージができるようになるイメージが定着化につながる
    ・幸せな家庭はみな似通っているが、不幸な家庭はそれぞれ違った不幸を抱えている 

    ①単純明快であること
    ・リードを埋没させない。核の面白みを増し、前に持ってくる
    ・相手が既に知っている概念を呼び起こす たとえる
    ・核となる部分を見極め、簡潔なアイデアの形で表現する
    ②意外性がある
    ・関心をつかむ最も基本はパターンを破ること
    ・驚くと人は答えを見出そうとする。大きければ大きいほど求める答えも大きくなる。
    ・プロセス 1伝えるべき中心的メッセージを見極める
           2意外な点を探し出す。当たり前なのに実現しない理由など
           3意外なメッセージの伝え方で聞き手の推測を覆す。
    ・隙間理論 人は知識の隙間があると苦痛にさいなまれるため、隙間を埋        めようとすること
    ・人は知っていると勘違いしやすいため、隙間に気付かせるのが難しい・文脈を設定し、具体的に考えてもらったり、話しを絞ることで隙間に気付かせる。
    ③具体的である
    ・具体的であることは、アイデアにひも付け、それのフックを連動させて記憶させることにつながるため有用。
    ・具体的な文脈を伝える
    ・具体性を持たせることで相手の協力を惹きたすことができる

    ④信頼できる
    ・検証可能な信頼性を持たせる
    ・説得力ある細部の利用 都市伝説など

    ⑤感情に訴える
    ・心にかけてほしければ、相手が心にかけていることを利用するべき
    →相手の自己利益を盛り込む
    ・関連付けを利用する→相手の興味があることに関連付ける
    ・アイデンティティに訴える
    ・メリットについては、マズローの欲求段階の底辺を避けるようにする。
    ⑥物語性
    ・シミュレーションとしての物語 →行動のしかたを教える
    ・励ましとしての物語 → 行動を起こすエネルギーを与える
    順序 挑戦→絆→創造性

    聞き手を次の状態にすること
    1.関心を払う    →意外性
    2.理解し、記憶する →具体的
    3.同意するあるいは信じる →信頼性
    4.心にかける →感情に訴える
    5.そのアイデアに基づいて行動できるようになる →物語性

  • 人の記憶にアイデアを焼きつけるためにはどうすればいいかが説明されています。なので、アイデアをどう作るかではなく、どう伝えれば効果的かというコミニュケーションの方法について書かれています。

    単純明快、意外性、具体的、信頼性、感情に訴える、物語性という確認ができる要素で説明されているので、アイデアを組み立てる際のフレームワークとして使いやすそうだと思いました。

  • 優れたアイデアを発想し、共感してもらう技術・要素についての本

    「相手をひきつける文章はすべて謎かけで始まっている」
    確かにそうだよね

  • ストーリーテリングを学びたくて読んだ本。相手にどう伝えるか・・伝え方は色々あるが人は自分を中心に考えがち。ここをひねってあげることで、印象深く相手の気持ちに訴えることができる。後は実践

  • 再読すること

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