ウラからのぞけばオモテが見える (佐藤オオキ/nendo・10の思考法と行動術)

制作 : 日経デザイン 
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822264857

感想・レビュー・書評

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  • デザイン事務所nendoの佐藤オオキさんの本。

    1章は本人の著ではなく、nendoの仕事やデザインに呈する思考法を聞き手の方がまとめる感じ。
    2章はnendoの行動術というタイトルでオオキさんご本人の著。

    デザインの話はどれも興味深いし、そういう仕事でなくても(多少はそうだけど)いかせるヒントがいろいろ。
    第2章では、デザイン事務所経営のジレンマとか知らないことがいろいろわかってなるほどと思う。デザインを仕事にするってのはこれだけの人でも大変なんだな。
    全編スタイリッシュな感じなんだけど、最後の方では社員をかかえるプレッシャーとかちらりと滲んでいて人間味を感じました。

    テレビでも特集されたりしているらしいけれど、不勉強な私はじつはあまり存じ上げなくて、はっきり言って表紙買い(オオキさん、メガネのイケメン!)でしたが、読んでよかった1冊になりました。表紙デザインした人ありがとう(笑

  • なるほどの思考法。
    違う角度からモノを見ることができると面白さが広がるだろうし、
    発想の芽があちこちから顔を出しそう。

  • プロフェッショナルをみて早速購入。
    デザインとスピートの考え方がとても良いと思います。
    鍛え方で誰にでも可能性があるのかもしれません。

  • 近年話題のnendoの佐藤ナオキさんの著書。1つの商品デザインを手掛けるのではなく、事業とか企業とか、そういった広い視点でデザインを捉えている。デザインを造型に留めるのではなく、コンセプトとして捉えて、踏み込む姿勢は、学びたいし、これからのデザイナーのあるべき姿だと思う。オリエンのあり方というのも納得。
    nendoの思考法。①「面」で考える。②一歩「下がる」。③「違和感」を生む。④均衡を「崩す」。⑤見せたいものは「隠す」。⑥「ゆるめ」につくる。⑦とにかく「集める」。⑧「休み時間」に休ませない。⑨「他人丼」を見つける。⑩そこにあるものを「使いまわす」。気になるのは、①と③だな。

  • 面白い。

    デザインというと、「奇抜」「先端」というイメージがあって、自分に関係ないと思ってたけど、問題解決の手段なんだという発見がありました。

    常にアンテナをはっていることが、アイディアの源ではなく、ちょっとした違和感を感じる観察眼や周辺視野を広げることが大切。それとスピード。

  • 問題解決のための「新たな道」の見つけ方。「休み時間」「違和感」etc...。
    「スピード感」大事。
    1%products「block-vase」

  • デザインとは問題解決のための新しい道の見付け方だ、とする日本を代表するデザイナー佐藤オオキさんの著書。「全く見たことのないものではなく、本来あるべきものであるはずなのになぜかなかったもの、それを補完するように仕事をしていく」といった佐藤さんならではのデザイン論を展開。豊富な事例とともに、佐藤さんの頭の中を覗く事ができる。最もマネしたい頭の使い方をする人。何度も読んで、少しでも彼の考えを盗み取ろう。

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著者プロフィール

デザインオフィス nendo チーフデザイナー
1977年カナダ生まれ。2002年早稲田大学大学院修了後、デザインオフィス nendo設立。建築・インテリア・プロダクト・グラフィックと多岐にわたってデザインを手がける。作品はニューヨーク近代美術館(米)・ポンピドゥー・センター(仏)・ヴィクトリア&アルバート博物館(英)など世界の主要美術館に多数収蔵されている。TOKYO2020の聖火台をデザインし、現在は2024年稼働予定のフランス高速鉄道TGV新型車両のデザインに取り組むほか、2025年大阪・関西万博 日本政府館 総合プロデューサー/総合デザイナーを務める。

「2022年 『半径50メートルのセカイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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