オブジェクト指向でなぜつくるのか―知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識―

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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822281953

感想・レビュー・書評

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  • 「オブジェクト指向って何?この技術ってほんとに役に立つの?」

    そんな疑問に答えてくれる一冊です。

    オブジェクト指向にまつわる幻想を打ち消し、わかりやすくオブジェクト指向に関する有用性を書いています。

    java/C++/C#開発者にはぜひ読んでほしい一冊。。。

  • 一部だけ読めば良かったが、もういちど「オブジェクト指向とはなんぞや」を学びたかったので全部読んでみた。
    難しい事は書いていないのでとっても読みやすい。
    ある程度オブジェクト指向をやっている人が読んでもためになる内容だと思う。

    オブジェクト指向が手段だということを忘れてはいけない。目的は何なのか?を常に意識していなければならない。

  • まず序章で、オブジェクト指向を学び始める際にとっつきづらい原因を、
    1.用語の洪水(クラス、インスタンス、ポリモーフィズム...),
    2.比喩の乱用(動物がスーパークラスで、哺乳類や魚類がサブクラスで…),
    3.なんでもオブジェクト症候群(オブジェクト指向を使えば現実世界をそのまま プログラムに表現できる?)
    の3つにあると一刀両断。

    そして、その上で「OOPは単なるソフトウェア開発を楽にする技術だ」ということを、これまでのプログラミングの歴史 (機械語⇢アセンブリ言語⇢高級言語⇢プログラミング言語) を紐解いて丁寧に解説していく。
    オブジェクト指向に関してモヤモヤしていた部分がすっきりした。

  • オブジェクト指向の位置づけを学べる本。一部、関数型言語の解説あり。

  • 気長に読んでみたのだけど,かなり良い本.

    自分自身が独自にやってきたプログラム開発だったが,この本を読んで正しかったと確信した点もあれば,逆に知らなかった世界についても勉強になった.

    オブジェクト指向のメリット,デメリットをはっきりと考えながら,開発という全体の流れを理解するにはとても良い本だった.

    ,発行が古いので,現状はもう少し流れが変わっているかもしれないが,この本をベースに考えれば先に進んだのか,戻ったのかの判断も出来る基準となりうる.

  • まさにオブジェクト指向を学ぶための一冊でしょう。
    再利用部品群、デザインパターン、UML、モデリング、設計、開発プロセスなどのオブジェクト指向の基礎を一通り学べる。
    また、他の入門書などで混乱しがちな内容をしっかり解説し、
    間違った認識を改めることができた。

    本書にも記述されているが、
    この本を読んで終わりにしてはいけない。
    基礎をしっかり固めて興味を持った技術をさらに詳しく
    学ぶための土台として活用するといいと思う。

  • Javaのような言語のメモリの使い方イメージなどそういえば理解が中途半端だったなあと反省。そのへんのことも少しふれてある。
    初心者にJavaとかを教えてると、クラスのあたりでなんとなく最初のつまずきがあるが、構造化プログラミングからの流れで、説明すればうまく納得してもらえるかもなあと読んでて思った。
    保守しやすいいいアプリケーションを作るためにはいつでも基本に戻るのが重要だと気付かされる。

  • 最初に読むオブジェクト指向の本としておすすめの1冊。
    オブジェクト指向に関する話題がいろいろ書かれているので、幅広くオブジェクト指向について学べる。
    各話題の最後にはお勧めの書籍が書かれているので、こちらに書かれている本を読めば、より詳しく学ぶことができる。
    私もこの本を読んだ後、お勧めの書籍にある本を読むことによって、オブジェクト指向の知識を高めることができた。
    オブジェクト指向の勉強に挫折した人もぜひ読んでみたらよいと思う。

  • この本はプログラマよりむしろ技術屋ではないIT管理職の方に良いように思う。
    と言うのは、これもあれもオブジェクト指向で作れって人がいるらしいからだ。。まぁさすがに今はないと思うけどね。
    オブジェクト指向には向くものと向かないものが有る。オブジェクト指向=最新=効率的と言う訳では決してないって事を知っておいてほしい。その理由はこの本で大体分かるはずだ。
    現在この傾向は”クラウド”ってキーワードに起きているような気がするな。。

  • 実際にOOPで開発を始めたらもう1回読みたい本

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著者プロフィール

ウルシステムズ株式会社所属。メインフレームによる金融システムからマイクロコンピュータを使った制御系システムまで、いくつかのシステム開発を経験した後、30代前半でオブジェクト指向モデリングとSmalltalk、(Observerパターンの)MVCフレームワークに出会い、衝撃を受ける。その後、技術コンサルティングの仕事を経て、2001年にウルシステムズのスタートアップに参画し、現在に至る。著書/翻訳書:『UMLモデリングレッスン』(著、日経BP)、『リファクタリング 第2版』(共訳、オーム社)、『レガシーコード改善ガイド』(共訳、翔泳社) ほか

「2021年 『オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版 知っておきたいOOP、設計、アジャイル開発の基礎知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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