マルタ・サギーは探偵ですか? (富士見ミステリー文庫 54-1)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.54
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本棚登録 : 450
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829162330

感想・レビュー・書評

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  • ミステリ文庫だがファンタジー
    『ちょー』とあまり変わらない

  • 購入。

    知ったのは図書館。そんで大人の力でまとめ買い(中古)。
    今、流行りの異世界モノの走りかな?(笑)確かに探偵だけど、解決の仕方がユニーク。若さゆえなのか、ちょっと青臭い感じがする。でも、タイプじゃない(笑)。
    続きがあるから、とりあえず様子見で読んでみるけど好みがちょっと心配だな~。

  • 学校を辞めたその日、見知らぬコンビニに入ったら
    妙なゲームに参戦させられた。

    聞けば答えてくれる、と思ってはいけない。
    さくっと教訓を手に入れられた最初。
    なのに、次の瞬間(?)案外信じているのは
    育った環境が『平和』だからでしょうか?

    見知らぬ土地にやってきて、そこで定住する事に。
    陛下とはどういう方なのか。
    出てきた女性は何なのか。
    結局彼は…どうなのか。
    謎が、やたらめったらです。

    そして『名探偵』カード、ひっくり返しすぎですw

  • “「バーチャルとリアルの区別って何だと思う?」
    (中略)
    丸太は話を聞きながら、なんとなく窓枠に腰をかけて空を見ていた。確か春。五月の若葉。桜は散って、少し暑い陽気の日だった。布団干したいなぁと思った。
    「鷺井は?」
    誰かに訊かれてぼんやり答えた。
    「……自分がそこにいるかいないかじゃないの」
    自分が言った答えがもし合っているなら。
    丸太はラーメンのスープをぐい、と飲み干して器を置いて言った。
    「ごちそうさま。ありがとう」
    認めなきゃ。”

    結構面白い。
    マルタの性格とか。
    語り口調が読みやすいし、カードのことやオルタスの世界観にも惹かれる。
    まだ謎は、たくさんあるのだけど。

    “「疲れただろう」
    トーリアスに言われ、頷く。
    「殺人事件じゃなければよかったんだけど」
    トーリアスはそれには返事をしなかった。
    「ドクトル・バーチというのはなかなかよい男だな。人気が出そうだ。こんど、奴が出たらお前に回していいか?何しろ……市民に愛される怪盗を目指しているらしいから?」
    それはバーチの言ったことをトーリアス的に解釈した言葉だと、マルタは思った。
    「ああ、そうしてくれ。まず、僕が愛することとしよう」”

    20141114 再読

  • 大好きな野梨原さんの富士見書房のシリーズ。
    この方の軽妙な文体がすごく好きで、特にこのシリーズはストーリーや設定がすごく好みで大好きです。

  • 野梨原さんだいっっすきです!!
    特にマルタサギーシリーズがだいすき!読んでるとしあわせ!

  • 面白かった。推理を一切しない名探偵と変幻自在の怪盗の様式美。この後a collection ofs.1の短編集を読むのがいい。

  • 『マルタ・サギーは探偵ですか? 』
    『2 冬のダンス』
    『3 ニッポンのドクトル・バーチ』
    『4 恋の季節』
    『5 探偵の堕天』

    『 a collection of s.1』

  • やっぱり野梨原さんの人生観とか倫理観とかって好きだなあ。「悪いことは悪いと思うから悪い」って言い切っちゃえるところが好き。続きも読みたくなった。……まあ、やっぱり野梨原さんで1番すきなのはちょーシリーズなのだけど(笑)

  • どうやって考えてんだろう<br>
    思わずそう思ってしまう世界観。<br>
    一度は夢見る世界がそこに。

  • 聞かれてもー(笑)。一応レーベルは「ミステリー文庫」なんですがミステリーというよりはファンタジー。まあそんなことよりなにより、この作者の一番好きなところは文体です。いっそ口調とか言えそうな軽さ。

  • 飄々とした天然主人公、格好いい!とは言い難いけどきゅんとくる。

  • <b>探偵</b>に惹かれて購入。<br>
    予想よりも面白かったです。今まで読んだ事のない文章体が良い感じ。<br>
    マルタとリッツの<b>微妙な関係</b>が萌え心に火を付けます。

著者プロフィール

作家。富士見L文庫での作品に「マルタ・サギーは探偵ですか?」シリーズ、「妖怪と小説家」などがある。

「2017年 『鳩子さんとあやかし暮らし 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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