マルタ・サギーは探偵ですか? (富士見ミステリー文庫 54-1)
- KADOKAWA(富士見書房) (2003年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829162330
感想・レビュー・書評
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ミステリ文庫だがファンタジー
『ちょー』とあまり変わらない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学校を辞めたその日、見知らぬコンビニに入ったら
妙なゲームに参戦させられた。
聞けば答えてくれる、と思ってはいけない。
さくっと教訓を手に入れられた最初。
なのに、次の瞬間(?)案外信じているのは
育った環境が『平和』だからでしょうか?
見知らぬ土地にやってきて、そこで定住する事に。
陛下とはどういう方なのか。
出てきた女性は何なのか。
結局彼は…どうなのか。
謎が、やたらめったらです。
そして『名探偵』カード、ひっくり返しすぎですw -
“「バーチャルとリアルの区別って何だと思う?」
(中略)
丸太は話を聞きながら、なんとなく窓枠に腰をかけて空を見ていた。確か春。五月の若葉。桜は散って、少し暑い陽気の日だった。布団干したいなぁと思った。
「鷺井は?」
誰かに訊かれてぼんやり答えた。
「……自分がそこにいるかいないかじゃないの」
自分が言った答えがもし合っているなら。
丸太はラーメンのスープをぐい、と飲み干して器を置いて言った。
「ごちそうさま。ありがとう」
認めなきゃ。”
結構面白い。
マルタの性格とか。
語り口調が読みやすいし、カードのことやオルタスの世界観にも惹かれる。
まだ謎は、たくさんあるのだけど。
“「疲れただろう」
トーリアスに言われ、頷く。
「殺人事件じゃなければよかったんだけど」
トーリアスはそれには返事をしなかった。
「ドクトル・バーチというのはなかなかよい男だな。人気が出そうだ。こんど、奴が出たらお前に回していいか?何しろ……市民に愛される怪盗を目指しているらしいから?」
それはバーチの言ったことをトーリアス的に解釈した言葉だと、マルタは思った。
「ああ、そうしてくれ。まず、僕が愛することとしよう」”
20141114 再読 -
大好きな野梨原さんの富士見書房のシリーズ。
この方の軽妙な文体がすごく好きで、特にこのシリーズはストーリーや設定がすごく好みで大好きです。 -
野梨原さんだいっっすきです!!
特にマルタサギーシリーズがだいすき!読んでるとしあわせ! -
面白かった。推理を一切しない名探偵と変幻自在の怪盗の様式美。この後a collection ofs.1の短編集を読むのがいい。
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『マルタ・サギーは探偵ですか? 』
『2 冬のダンス』
『3 ニッポンのドクトル・バーチ』
『4 恋の季節』
『5 探偵の堕天』
『 a collection of s.1』 -
やっぱり野梨原さんの人生観とか倫理観とかって好きだなあ。「悪いことは悪いと思うから悪い」って言い切っちゃえるところが好き。続きも読みたくなった。……まあ、やっぱり野梨原さんで1番すきなのはちょーシリーズなのだけど(笑)
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どうやって考えてんだろう<br>
思わずそう思ってしまう世界観。<br>
一度は夢見る世界がそこに。 -
聞かれてもー(笑)。一応レーベルは「ミステリー文庫」なんですがミステリーというよりはファンタジー。まあそんなことよりなにより、この作者の一番好きなところは文体です。いっそ口調とか言えそうな軽さ。
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飄々とした天然主人公、格好いい!とは言い難いけどきゅんとくる。
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<b>探偵</b>に惹かれて購入。<br>
予想よりも面白かったです。今まで読んだ事のない文章体が良い感じ。<br>
マルタとリッツの<b>微妙な関係</b>が萌え心に火を付けます。