東京タワー

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838713172

感想・レビュー・書評

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  • 年上女性と付き合う19歳の少年2人の話。
    透と耕二はそれぞれ違う性格だし、付き合う相手の雰囲気も違うけど根本が似ているから親友なのだろう。

    結局、ひとは孤独だということを伝えたい話だと思った。

  • あんまり味がしなかった
    でも、耕二の「夕方に電気をつける瞬間が嫌」って言うのはすごくわかる

  • タイトルに惹かれて読んで見たけれど、あまり繋がりを感じなかった。メインの4人は誰も彼もズルくチープに見えた。いいとこ取りしたいだけのような。詩史さん気に入りの小説や音楽はこの作品の世界観を感じる手助けになる。

  • 江國さんらしいといえば、らしい。らしくないといえばらしくない。
    でも、あんまり好きじゃない。
    二組の男子大学生とマダムの話。

  • 19歳、年上との爛れた関係。だらけた日常。
    誰も幸せにならない。
    面白くなかった。

  • 性に翻弄される人物には感情移入が難しいので、序盤は主人公二人の読み分けすら難しかった。
    女性はコントラストがはっきりとしていて、わかりやすく、魅力的にうつったので、星ふたつ。

  • 振り出しに戻る的エンディングにすごく疲れるというか、不遜な感じです。透にいたっては何も始まらずに終わってるし。

  • 昔読んだ気がするけど何も覚えていなかった。なんだかヒロインで21歳の大学生を本気にさせる年上の女という設定にも関わらず詩史さんって全然いい女って感じしなかった。ベッドルームのドアを開けて、「どうぞ」って。油っけが無さ過ぎな気が。情欲に燃えた獣のような目で年下の男を見降ろす喜美子がよい。

  • 映画化されたことで何となく気になっていて、今回ようやく読みました。
    夫がいる女性との恋愛、つまり不倫の話で、2組の男女についてそれぞれ男性目線から描かれています。

    不倫を肯定する気は全くないですが、この話に触れていると不倫も恋愛なのだなと思いました。ただ普通の恋愛と違うのは夫がいるということだけ。
    誰かにとっては大きな問題で、誰かにとっては小さな問題なのだと思いました。

    文章の表現はとてもきれいで、ゆっくりと確実に話が展開していくのですが、どうしてか、あまり好きになれませんでした。

  • 透と耕二の視点が交互に繰り返されて、どちらも若いからこその青さがあって、自分でなどうにもできないことに流されていく。頭がいいとか自分で思っていても結局は若いだなぁ、ってふたりと同い年の僕が思います笑

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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