- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863894501
作品紹介・あらすじ
七夕によせて、7名の人気作家による7つの「願い」の物語。スカッと爽快な少年野球チームの物語から、ほんのり怖くてしっとり切ない魔法の物語、人気武将の幼少期の思い出まで、色とりどりの短冊のように、さまざまな「ねがいごと」を描いた、彩豊かなアンソロジー。さあ、みなさんは7月7日の夜に、何を願いますか?
感想・レビュー・書評
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七夕に関するアンソロジー。笹飾りは毎年見かけても、織姫彦星のことは思い出さなくなったなぁと思いつつ読んだ。
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恒川光太郎の短編が読みたくて手に取った。七夕をテーマにしたアンソロジーだ。
ヤングアダルトっぽい作品が多い。
星が魚みたいに動くとか、彗星が衝突して地球が滅亡する危機、とか。
目当ての恒川光太郎の作品は織姫と牽牛の物語をまったく異なる解釈で、恋人でもなんでもない仕事の付き合いで年に一度逢うふたりとして描いていた。この人らしいおとぎ話だと思う。
はじめて読んだ戸森しるこという作家の、どこかの難民の少女とカフェを営む両親と暮らす少年のひと夏の物語が好きだなと思った。 -
七夕によせて描かれた、7名の作家による「願い」にまつわるアンソロジー。どうせながら七夕に読めばよかったな。ファンタジー風だったり、SF風だったり、時代ものだったり、話によって雰囲気が違って楽しかった。織姫と彦星の物語もいろんな解釈があっておもしろい。どの話も好きだけど、子どものかわいい願い事がかなった(?)、田丸さんの「星の席替え」が特に好き。
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タイトルだけではどんなアンソロジーかわかりにくい本書。ヒントは表紙の絵!星、男女、願い事とくれば、そう「七夕」です。
本書は「七夕」にちなんだ、星や織姫・彦星、願い事についてのお話がまとめられたアンソロジーとなっています。 -
七夕というテーマだけでこれだけバラバラなものが読めてすごい。けど、7月7日に読まないとちょっとビミョー? ピンポイントすぎる気も。
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七夕に読むべき本
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たなばたによせて
7名の人気作家による
7つの「願い」の物語。──帯のコピー
少年野球の試合に負けるのは応援に来るおばさんのせいだと考えた和馬は、だいじな一戦にそのおばさんを招待する──吉野万理子「負けおばさん」
拾った子猫のいのちをなんとか救いたい少年コンは、見知らぬ通りの不思議な店に子猫を預けることにする──廣嶋玲子「十年後の約束」
5年生の夏は、政情不安な国から逃れて両親の営む小さなカフェにやってきた少女百日(モニカ)と出会う──戸森しるこ「夏と百花とカルピスと」
など、色とりどりの願いが書かれた七夕の短冊のようなアンソロジー
Cコード8093、ルビもついた児童書の扱いだが、おとなむけと言っていい作品も収録されている
2018年5月刊、2019年9月現在で品切れ・重版未定とのこと
(「十年後の約束」はのちに『十年屋』本編3巻、スピンオフ1巻のシリーズとなって静山社から展開中) -
2019.06.08
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さくさくっと読めた。
これはシリーズなのかな?
トップバッターの田丸雅智さん、ザ・ショートショートという雰囲気で好きな感じだった。