- Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866512433
作品紹介・あらすじ
仕事も恋もあきらめきれない女性社員の部屋にガネーシャが降臨し、筋肉隆々のブラック姿に変身! カーネルサンダースを白髪にし、ムンクを叫ばせるほどにスパイシーな教えとは? ライバル神との「商売対決」も必見の自己改革エンタメ小説、第3弾!
感想・レビュー・書評
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ガネーシャの教えは本作で3作目となる。
目標をそもそも有していないか、有していたとしてもそれをどう達成すればいいのか漠然とした意識しか持っていない人が大半であろう世の中において、本書は一つの道標を作ってくれるものである。
ストーリー上は笑いあり、涙ありで書物としても楽しめるものとなっているが、成功した人はいかに考えて行動しているのかということを過去の偉人という具体的事象をもとに知らしめてくれる良書となっている。
もっとも、多くの者は本書にかかれていることの3つ、いや1つすらも継続して行わないであろうから、「継続は力なり」が本書の本質であるといってもいいのではないかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ガネーシャシリーズ第3弾。
今回の主役は自分の夢が叶うようにと、占いに頼る女性。
ご利益があるとか、占いとか、宗教とか、個人的にはあまり好きではない分野なので、どうなるのか興味が湧きました。
ガネーシャがピンクのスウェットを着た筋骨隆々の「ブラックガネーシャ」に変身し夢を叶える「課題」を与えてくれます。
実行するのが辛いので避けてしまいがちな課題を、主人公は頑張ってクリアしていきます。
今回は偽ガネーシャも出現し、競い合って行く方式で。
偽ガネーシャの教えは、商売を繁盛させる手っ取り早いコツ。
商品は売れるが、お客さんのためを思うと疑問が残る方法ばかり。
敢えて黒い方法と両者を比較させつつ、商売で成功する方法を分かりやすく教えてくれていました。
ブラックガネーシャの課題
○ 自分の持ち物で本当に必要なものだけを残し、それ以外は捨てる
○苦手な分野のプラス面を見つけて克服する
○ 目標を誰かに宣言する
○ 次の順序で一つの分野のマスターに挑戦する
1.うまくいっている人のやり方を調べる
2.一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的に真似る
3.空いた時間をすべて使う
○合わない人を褒める
○気まずいお願い事を口に出す
○今までずっと避けてきたことをやってみる
○お客さんの目線で自分の仕事に感動できるところを見つける
○一度儲けを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える
○自分の考えを疑ってみる
○自分にとって勇気が必要なことを一つ実行する
○優れた人から直接教えてもらう
○一緒に働いている人に感謝の言葉を伝える
○自分で自由にできる仕事をつくる
○余裕のない時にユーモアを言う
○「苦しみを楽しみに変える方法」を使って仕事、勉強、スポーツ、ダイエット、健康、美容、禁煙などの分野に挑戦してみる
「苦しみを楽しみに変える方法」
1.目の前の苦しみを乗り越えたら手に入るものをできるだけ多く紙に書き出す
2.欲しいものが手に入っていく「ストーリー」を考えて、想像をふくらませる
3.手に入れたいものを「目に見える形」にして、いつでも見れる場所に置く
4.これらのやり方を自分流にアレンジする
「自分がなんとなく見てるテレビ番組、なんとなくやってるゲーム、ほんまに欲しいもんなんか? 自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいもんだけが入ってんのか? もし、そうやないんやとしたら、自分が本当に欲しいと思てるもんは一生手に入れられへんで。部屋の大きさが限られてるみたいに──自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるんやからな」
みんなが『頑張る人生』と『頑張らへん人生』の両方を経験した上で、好きな方選んだらええ
『黒ガネーシャの教え』
○希少価値を演出する
○あえて自分の不利益になることを言って信用してもらう
○周囲の人間関係を断つ
○客を中毒にする
「稲荷の使てたテクニックちゅうのはな、相手を喜ばせることを突き詰めていったら、結果的にそうなることも多いんやで。相手のためを思った結果、自分の不利益になることを言う場合もある。そんときはお客さんの信用を得ることができるやろ。」
自己啓発系の本を読んで毎回共通して思うのが、
「人のため」に尽力するのが遠回りだけど、商売に限らず1番良い方法だということ。 -
ストーリーが面白く苦笑いしながら楽しく読み進められた。ガネーシャが唯の象に変身させられパオパオと鳴く事しか出来なくなったシーンなど、想像しただけで楽しい。その姿で麻雀なんてするの?なんてのん気な神様なんだろうって感想です。
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今回は強欲な女性が主人公です。
愛だの恋だのという話からは遠ざかったおじさんには恋愛の教えは必要なかったので、会社での自己アピールに置き換えて読みました。
というか関西弁のガネーシャと葛藤する人間とのゆる~い掛け合いに1作目にハマって、自己啓発というよりも読み物として読み続けてる自分がいます。
シャカや幸子さんなど前作からの登場人物も出てきて、シリーズ読者にはニヤリとする場面も多いですw
本作も偉人のエピソードを面白おかしく紹介してくれるので雑学としてもいいかもしれませんね。
苦しい思いをしてまで得たいものが今は特にないですが、禁煙や資格勉強など本気でやるときにはもう一度読み直そうと思います。 -
オーディオブック。
不思議と3作目にもなるとガネーシャのことがかなり好きになってる。
声優さんが本当に上手いので時々吹き出しそうになって困った。
実践はしないけど参考にしたい、それよりも普通に読み物として(聴いてるだけだけど)面白かった。
私もガネーシャとちょっと住んでみたい。
最後は結構泣きそうになった。
続きも無料配信して欲しい。
絶対聴く。 -
本当に面白いし、今の自分にいっっっちばん必要な内容だった。
小さな勇気を出してやってみること、辛いこと嫌なことはそのあとの目標達成した喜びとかワクワクに必須なこと、それ乗り越えて初めて見える景色があること!!
仕事嫌だな嫌だなってやらされるんじゃなくて、自由に自分の発想でやってみること、ワクワクすることを探す。あとうまくいっている人のやり方を調べて真似すること。 -
今作も、ひとつひとつの教えが
日々の生活の中で不意に出てくる。
課題の内容が自分に当てはまり、
ためになりました。
自分、今までのやり方で
上手くいかんかったんやろ?
なんで上手くいってる人の
やり方を真似へんの?!と
自分自身に問いかけられている
ように思いました。
頑張った人にしか
気づくことのできない
次に見えてくる世界とか
胸に響く内容でした。
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サクサク読めて面白くて元気になれて、モチベーションも上がっちゃう自己啓発小説。1、2も面白かったけど3は主人公が同性なこともあって感情移入しやすかった。仕事頑張ろっと!