- Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884748692
感想・レビュー・書評
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SBIの北尾氏は東洋古典に造詣が深く、会社経営もこの哲学を持って行っている方。この著者が自身に大きな影響を与えた東洋哲学者として一番にあげるのが、安岡正篤である。十代から中国古典を読破し、大学卒業時には大作を発表している日本思想の偉人についてわかりやすく解説している本著。
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北尾氏の講演会をベースにした、安岡教学へのガイダンス。読みやすく、確かにガイダンスとしては良い。
安岡氏の著書は「自署」と「それ以外」に別れ、前者は(特に初期の難易度が高い)「古典に関する解説本」と「講演会などを文字起こししたもの」に分かれる。
講演会ベースの本が読みやすいようであるから、古典の教養が全くない私としては、講演会ベースの本が入門として良さそうである。
東洋哲学の片言隻句により、私も自分の「命を知り命を立つる」ことを目指したい。 -
2013.11.03 北尾吉孝日記で見つける。
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時間があれば
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自分を主体に本を読む
リーダー論
1志と礼が大事
2全て己に帰着
3直感力を養う
人間学の学び方
1人に学ぶ
2体験する
こういうことを意識するかしないかが全て自分に帰ってくる -
物事の基礎についてのお説法のようである。安岡教学を引き合いとして、北尾氏の哲学が垣間見える。
安岡正篤の自署は読んだことがないのでオススメされている4冊を読んでみることにしようと思った
そんでこの本については、ノートというだけあって金言集のようであるが、特に印象に残ったのは
心照古教ー自分が主体となって本を読むという表現。
「古教照心、心照古教」(虎関禅師)
本が主体の読書になってはいないか。
考えさせられる深い言葉だったな。 -
【人間学とは?】
根柢としての道を学び、人間の根本を養うことが大切だ。知行合一であること。
天禀(生まれつきの才能・性質)の明徳を明らかにして、人間の進むべき道を学び、そして教える
「人間はいかに生きるべきか」「人間の使命とは何か」といった人生に対する切実な疑問を解決するための
道であったと考えられます
【人間学の学び方】
人物に学ぶ、歴史に学ぶ、そのために私淑する人物を持ち、藍読書を得なければならぬ、魂をこめて文献に接する
日々自己修養とは自助努力と自己反省。
人生の辛苦困難、喜怒哀楽、利害得失、栄枯盛衰、あらゆるものを嘗め尽くすように
体験することで知行合一の境地に持っていくことができる
【基本条件】
人間の本質的完成のために学ぶ。つまり、困難辛苦に直面した時にたじろかない、迷わない人間になるために学ぶ
自己の満足だけではなく、学んだことを通じて世の中に役立つ人間になること。
自己の自主性・自立性を練磨すること、自由を確立することであり、進んでは、それによって発達する自己を通じて
何らかのため、人のために尽くさんがためである
【リーダーの条件】
志と礼
すべての責任を自らに帰す
直観力を養成する
人間的魅力を高める