人はなぜ働かなくてはならないのか: 新しい生の哲学のために (新書y 64)

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896916416

作品紹介・あらすじ

働くということは人間にとってどんな根拠を持つのか?人はなぜ恋をし、結婚するのか?なぜ「普通」に生きることはつらいのか?なぜ戦争はなくならないのか?どの時代や社会にあっても共通にぶつかる「生」の問題、いうなれば、人間が人間であることの意味をベストセラー『なぜ人を殺してはいけないのか』の著者が、根底から問いなおす新しい生の哲学の試み。

感想・レビュー・書評

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  • キリストの受難のキャパを超えたら戦争をしてとかしていいんだってことってかするしかないってこと。
    それはパッション。
    愛オァ好き。友達以上恋人未満とかのレベルのことではなくて、こっちが(好きになられる方)嫌い或いは全く興味もない者から技トラ好意をチラつかされる言動には恐ろしい相対性理論的人種差別と云う排他それは殺害予告に顛末値する小さな言動で在る。
    最早戦争。それは行うのは仕掛けられたら正当防衛の主張なのだ。
    スペックや黙殺。現代社会はイメージ世界。それで知的障害と云う精神病患者からの攻撃に被害者としての精神病者が増えている現状。
    皮肉なのは障害年金受給者から社会の企業が成り立っている資本主義に問題が深刻化。
    結婚してくれないと云う介護目的の向こうの言い分に知的障害への憎悪を抑えきれない。
    景気が外貨依りになれば、惨めな思いをするから問題行動を起こす動機にも、テメエの金がの前にそれ国家予算とか税金だろ?
    幼稚で稚拙な日本経済の仕組みに天皇制の野蛮人ドーナッツ配置にも未だ蝦夷のノンカルチャーで日銭を稼ぐ幼稚な個人経営の露店だののキャッチセールスさえ取り締まらないポリスとか無能過ぎて大卒以上の警官採用にして欲しいね。治安乱してるのに、不衛生な代物ばら撒いてまるでカルト宗教の細菌兵器だよつっーの。
    天皇家の真似すりゃいいって、それだって、天皇の存在理由が辿られて、それも滅亡論だと言うこと。現行の天皇消す前に、天皇家滅ぼそうと蝦夷は考えてるんだよ。蝦夷は働いてセレブになれる代物じゃないってことで、恐ろしく知能遅滞と思い込ませ商法とスペックを武器に使う数学教えても危険な倫理反者だから、もう居なくていいよと言いたいね。
    天皇制は倫理の象徴。少なくとも島国根性心の狭い日本人にはそこまでのシキタリは不可欠なのだと言えるよね。
    蝦夷に死が分かつまでと言いたいね。そもそもアイヌ人だってよ。当事者曰く。誰か国際的に圧力かけてよ。
    日本人の良いところ、区別して欲しいよ。虎穴過ぎたスパイ活動の議事録ギミだよ。

  • 背ラベル:114-コ

  • タイトル以外にも数多くのテーマについて記述してあるが、得るものは少ない。

  • 「あいつは何を考えているのかよくわからない」という抵抗感覚を持つ原因理由から精神の実在感を証明する件が興味深い。「個別的自由」と「共感世界」という2つの前提への態度の問題なのだろうが、前者と後者のバランスによって、情緒的・理性的な関係様式が決定されるのだろう。(要するに自由人は必然的に共感度合いが低くなるし、結果理性的関係の構築が困難だから、情緒的関係に特化するしかないという事なのだろう。その典型が「男はつらいよ」の寅さんなのだろうけど)
    新書にありがちなキャッチーな題名はダサイし、設問によっては切り込み方が甘かったり少々首をかしげるところもあるのだが、それこそが「あいつは何を考えているのかよくわからない」という抵抗感覚なのかもしれない。
    人間の生は死と労働と愛と権力という4つの課題を抱えているらしいが、「所詮、この世は色と欲」で乗り切れたら楽なんだけどな。

  • 小浜先生の本は好きです。

  • 11059

    仕事論ではなく、根源的諸問題に対する哲学的問い。

    人間とは時間というタテ軸と、他者という横軸で構成された存在

  • 「なぜ人を殺してはいけないのか」の続編。また新たなテーマを解説している。

    現在日本は自由な社会になり、それなりに豊かに暮らしていけるために「自分探し」なんてものがキーワードとして出てくる。

    人間は社会的な生き物であるため自分探しもなぜ働くのかも社会的人格としてのアイデンティティを承認されることがポイントとなる。

    序章の人間の「意識」「思想」「倫理」についての解説はとてもわかりやすかった。
    ただ哲学書であるため少々難解な点もあった。

  •  高校の現代文で、読んだ人生哲学書。

     恋愛、結婚について書かれている章が、とても興味深かった。

  • タイトルと内容が違います。良い本ではあるのかもしれないけど、広く語りすぎている感じで、個人的には面白くない。<BR>
    というか、これくらいの内容なら、自分で考えることができる。<BR>
    著者は一方的に、教育課程を否定してるけど、その意味が分からない。それなら、教育課程の代案でも出せばよいのに、と思う。<BR>
    結局、働く意味をこの本で見出すことは出来なかった。失望。

  • 哲学と銘打つものがプラクティカルなものと常にかけ離れた位置にあるとは言わない。それにしても一般の生活者の血肉になるような、生きるための哲学や思索とは…?と考えてみると、本書はちょっと残念な読後感。著者の他の本はなるほどとうなづきながら読めたのだけど。

    表題にあがっている問いに関しては、丁寧に考え抜かれた末の定義がなされてはいて、それ自体抜き出してみれば「なるほど」という感じ。しかしよくよく考えてみて、単に哲学上だけの問いから離れてこれを生活の場におろしてみるとどうだろう、という。「何故働くの?」と常に切実に問い続けずにはおれないだけの衝動やくすぶりを日々抱えている人達が、「自分や他者のなした生産活動が互いに影響を及ぼしあう事で資本主義社会や共同体が動く」「未来に生きる自分を再生産するのが労働の一側面」(勝手に要約すると大体そういう内容かと)と言われたとして、そりゃまあそうだよねとしか言えない気がする。例えば会社に黙々と勤め続けている中で、自分は何でこの家族のためにここまでして…と煩悶している人などにはそもそも何の助けにもならないですよね、という感じ。一言で言うと。
    だから労働に携わる人達の抱える複雑な感情をすくいあげうる答えだと言うには不十分さがあると思う。ヘーゲルだのマルクスだの持ち出されて最終的に「今の時代金銭を稼ぐだけが『労働』を指すわけではない(例えば家事労働とか)」と何だかありがちな結末に着地したくだりに至っては、期待外れ感が否めない。

    結局言いたいのは「色んなしがらみや矛盾の中で働いてる人がこれを読んでどの程度助けになるの?」というもやもや感。少なくとも味気ないハウツー本よりは私は好きだけど。

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著者プロフィール

1947年、横浜市生まれ。
批評家、国士舘大学客員教授。
『日本の七大思想家』(幻冬舎)『13人の誤解された思想家』(PHP研究所)、『時の黙示』(學藝書林)、『大人への条件』(ちくま新書)、『日本語は哲学する言語である』(徳間書店)など著書多数。自身のブログ「ことばの闘い」においても、思想、哲学など幅広く批評活動を展開している。(https://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo)

「2019年 『倫理の起源』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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