英国王のスピーチ コレクターズ・エディション [Blu-ray]

監督 : トム・フーパー 
出演 : コリン・ファース  ジェフリー・ラッシュ  ヘレナ・ボナム=カーター  ガイ・ピアース  ティモシー・スポール  デレク・ジャコビ  ジェニファー・イーリー  マイケル・ガンボン 
  • Happinet(SB)(D)
3.93
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  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 894
感想 : 194
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953036970

感想・レビュー・書評

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  • コリンファースの表情がいい。

  • 映画館で観ました。人の描き方が丁寧でした。クライマックスはすごく惹きつけられます。すばらしい!

  • とっても良かった!なんで映画館で観なかったんだろう?

  • 英国王のスピーチ。

    評価の高い映画ということもあり、期待しすぎると最初退屈にかんじるかもしれない。でも、とても評価がたかい通り、英国王ジョージ6世の姿に涙してしまう。それは、最終のスピーチを聞くと心がうたれる、、、。

    実話であるが、多少、色つけや、年代が違ったりする。

    ジョージ6世は、幼少のころに、辛い過去をもっている。
    言葉はうまく話せないが、国に対しての想いは、人一倍あるジョージ。
    そんなジョージと言語聴覚士ライオネルとのやり取り、
    友情の在り方が描かれている。

    ライオネルはジョージを国王としてみないというスタイルを突き通す。
    ライオネルの信念だと感じた。
    人は認められること、支える人がいて初めて輝けるのだと、
    感じる映画でした。

    この映画は実話をもとに制作されていることもあり、
    他では描かれない内容になっているからオススメですね!!

  • 国王と平民(あくまで映画内での表現です)の心温まる友情物語。
    ヘレナ・ボナム=カーターの温かみのある演技が、品のある肝っ玉母さん風で好き。
    ジェフリー・ラッシュもパイレーツのバルボッサの印象とまったく違って驚いた。
    最後のスピーチが戦争開始宣言だったにもかかわらず、「おめでとうございます」という周囲からの言葉は違和感があった。

  • どうも筋の詳細はあやふやなのだが、ジョージ6世に妻エリザベスが、あなたの吃音を聞いて幸せになれると思ったと言ったシーンが印象的だった。それと同様の印象で、ニュース映像を見てヒットラーは演説が上手ねというシーンも。
    どうも、わたしは演説やプレゼンのうまい奴とか、声のでかい奴は好きではないので吃音者ジョージにシンパシーを感じてしまった。

  • ストーリーは史実を基にしてるだけにシンプル。
    どもりの王子が治療士?と出会い、おっさん同士の友情を築き、自信をつけ、病を克服する素敵な話。

    政治をしない国王がなぜ必要なのか、
    一般人とは違う王族であることの不自由さ、
    国王の悩みは尽きない。

    国王だって、ファックだのシットだの言うよね。
    こんな国王なら信じられそうだ。

    日本と似通った部分があって、妙に感情移入してしまった。

  • 納得のアカデミー賞受賞だと思った。吃音というコンプレックスに対して自分のなかで葛藤しながらも懸命に治療していく様は、カウンセリング現場そのものだったと思う。時代の渦のなかでスピーチという簡単に見える作業がこれほどのドラマ性をもっているとは思わなかった。
    また、イギリスの宮殿の様子や風景はとても見ごたえあった。シンプルな素材をまとめた監督と脚本、演技、映像、すべてが合致していた作品だった。

  • 18.3

    この作品は、2010年に公開されたイギリス映画である。コリン・ファースとヘレナ・ボナム・カーターが主演し、第83回アカデミー作品賞を受賞している。

    第二次世界大戦前のイギリス。ナチスドイツによるヨーロッパ制覇が進みつつあり国内の緊張が高まる中、イギリスのジョージ6世は吃音症と戦っていた。

    この物語は、ジョージ6世とその言語聴覚士のローグとの関係を描いている。その関係性をユング心理学を基に解釈してみた。

    ユング心理学の理論に女性原理と男性原理というのがある。女性原理とは、いわゆる女性っぽさで男性原理は、保守的な男っぽさを表す。

    1930年代においては革新的である患者に寄り添ったローグの治療法は女性原理を、当時の吃音症を治すやや強引な手立ては男性原理と捉えられる。王族が利用する”正統”な治療法は冒頭に描かれている。ジョージがビー玉を口に大量に入れて喋ろうともがく姿がそれだ。ここでジョージが死にかけるのは、国の男性原理が破綻することを示唆している。対照的にローグは珍しい療法によって治そうとし、問題が心内にあるということに着目している。ローグとジョージが吃音克服を目指して努力しているときに、ジョージの父である国王が亡くなり、後に、ローグとジョージの間に亀裂が走り、心理療法は停滞する。ここで、自らの女性原理を受け入れる必要がある。つまり、今までの最高の原理は崩され、新しいものが導入されることによってのみ、真の成長が明らかになるのである。新しいものとは、ローグの存在である。ジョージとローグが喧嘩した後、お互い謝り自分の過ちを認める。そしてスピーチの練習のためにローグと共に王族専用の教会に入ったとき、ジョージが王室の大主教の提案を拒否してローグを王室の家族のボックスに座らせるのは、新しいものを本当に受け入れたことを意味している。このようにして、新たな規範が国に作られ、ジョージはスピーチを成功させる。王室という男性原理の塊のような場に女性原理を受け入れることによって新しい国王となったジョージは成長できたのだ。

  • 「英国王のスピーチ」は2010年に公開されたイギリスのジョージ6世の伝記映画だ。第83回の米アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞を受賞した。

    主人公のジョージ6世は吃音症のためスピーチどころか日常会話も成り立たない。父のジョージ5世の代理として家族に見守られながら国民の前でスピーチを行ったが無様な結果に終わってしまった。吃音症を改善させる為にジョージ6世とエリザベス妃は数え切れない程の専門家を訪問したが、どの治療も無力感を感じさせるだけに終わった。ある日、エリザベス妃は言語聴覚士であるライオネル・ローグの元を訪れる。他の専門家と違い、ローグは治療を始める前に堅苦しくない環境をジョージ6世に求める。今までとは全く違う治療がスタートを切る。

    「英国王のスピーチ」は世界中でヒットを収めた。特にアメリカではアカデミー賞で最も評価の高い作品賞と監督賞、それに主演男優賞と脚本賞を獲得し、最大の相手であった「ソーシャルネットワーク」に圧倒的な差をつけた。アカデミー賞は会員制のクラブで、ハリウッドや映画関係者およそ6000人のメンバーが無記名投票を行う。

    「英国王のスピーチ」がアカデミー賞で作品賞や監督賞などを獲得したのには、ロイヤルファミリーへの敬意と憧れがあると思う。アメリカは元々イギリスの王政から逃れるために、アメリカ大陸に移住してきたが、現代のアメリカ人の中に、ロイヤルファミリーへの強い憧れは存在する。4月に行われたウィリアム王子とケイトの結婚式をアメリカのマスメディアは大きく取り上げ、アメリカ国民も興奮した。2人がカリフォルニアを訪問した時は多くのファンが集まりロイヤルファミリーの人気を裏付けた。対照的に「ソーシャルネットワーク」が題材とするフェイスブックの成り立ちはアカデミー賞の会員にとって不可解であろう。おそらく多くのアカデミー会員は努力の末、ハリウッドや映画関係の仕事に進出した。「ソーシャルネットワーク」で描かれているフェイスブックの創業者のマーク・ザッカーバーグはハーバードを中退し、周りの人を貶しめる常識外れで生意気な若者に見える。必然的に多くのアメリカ人の心に宿るロイヤルファミリーを題材にした「英国王のスピーチ」がアカデミー賞を制覇したのであろう。

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