ステキな金縛り スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 三谷幸喜 
出演 : 深津絵里  西田敏行  阿部寛  竹内結子  浅野忠信  草なぎ剛  中井貴一 
  • 東宝
3.78
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104071583

感想・レビュー・書評

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  • 失敗が続いて後がない弁護士のエミ(深津絵里)は、ある殺人事件を担当することになる。
    被告人は犯行が行われたときに自分は金縛りにあっていたので、完ぺきなアリバイがあると自らの身の潔白を主張。
    エミはそのアリバイを実証するため、被告人の上に一晩中のしかかっていた幽霊の落ち武者、六兵衛(西田敏行)を証人として法廷に召喚させるが……。
    深津絵里演じるちょっとドジで一生懸命な弁護士の奮闘ぶりがひたむきで応援したくなる成長物語で、西田敏行さん演じる落ち武者の幽霊とのバディ映画で、中井貴一演じる合理主義の検事との火花散る法廷争いもあり、ある一定の条件の人間にしか幽霊は見えないため、その条件を探って幽霊の証言を裁判官に納得させて、真犯人を見つけ出すサスペンスもハラハラドキドキで、西田敏行さん演じる落ち武者の幽霊がおちゃめで、グルメで流行に敏感だったり、深津絵里演じる弁護士を励ますところも良かったし、心霊写真はポイント制とか、妙に現代人的だったり笑えます。
    竹内結子さん演じる性悪な双子の姉妹も憎めない感じで、良かったです。
    阿部寛さん演じる深津絵里さんの上司が、甘い物や美味しい物が好きで、タップダンスが得意だったり面白いです。
    小日向文世さん演じる霊界の取締官が、フランク・キャプラの映画が好きで無敵の霊力を持っていて主人公を助けたり、市川正親演じる陰陽師が、口ばっかりで弱かったり、面白いです。ザ・マジックアワーで佐藤浩市が演じる村田大樹やザ・有頂天ホテルで篠原涼子さんが演じるコールガールが特別出演して、美味しい場面を演じています。
    市川崑監督の金田一耕助もののパロディがあったり、三谷幸喜作品の小ネタもあったり、スカッと笑えて、元気になれます。

  • ちょっと前になりますが、土曜プレミアで放映していた「三谷幸喜」監督作品のコメディ作品『ステキな金縛り /2010』を観ました。

    -----story-------------
    『THE 有頂天ホテル』 『ザ・マジックアワー』の「三谷幸喜」監督・脚本で贈る痛快コメディ・エンタテインメント・ムービー。
    妻殺害容疑をかけられた男のアリバイをただ一人証明できるのは落ち武者の幽霊だけという奇想天外な裁判の行方を、実力派俳優陣の豪華共演でコミカルかつハートウォーミングに綴る。
    出演は、事件を担当するドジな弁護士に「深津絵里」、対する敏腕カタブツ検事に「中井貴一」、そして落ち武者の幽霊に「西田敏行」。

    失敗続きの若手弁護士「エミ」は、資産家の妻を殺害した容疑で捕まった男の弁護を担当することに。
    そんな「エミ」に対し、男はアリバイがあると主張する。
    事件の夜、山奥の旅館で金縛りに遭っていたというのだ。
    早速、旅館に確かめに向かった「エミ」。
    すると本当に金縛りに遭い、なんと落ち武者の幽霊「更科六兵衛」に遭遇してしまうのだった。
    無実を確信した「エミ」は、「六兵衛」に法廷での証言を依頼する。
    こうして幽霊が証言に立つという前代未聞の裁判が始まる。
    しかし、「六兵衛」の姿はすべての人に見えるわけではなかった。
    おまけに、相手の検事「小佐野徹」は超常現象を頑ななまでに信じようとしない筋金入りのカタブツ生真面目男だった。
    -----------------------

    相変わらず楽しい作品に仕上がっていたので、今回もしっかり笑わせてもらいました。
    ステキな金縛り

    そして、抱腹絶倒だけでは終わらず、ミステリー作品っぽい殺人事件の意外な真相や、亡くなった父親と再会する心が温かくなるエンディングもイイですよねぇ、、、

    さすが「三谷幸喜」監督作品ですね。


    キャスティングも最高、、、
    ステキな金縛り

    脇役も含め、贅沢な配役で固められていますが、特に「宝生エミ」役の「深津絵里」と「更科六兵衛」役の「西田敏行」がイイですね… 二人の歌う"Once In A Blue Moon"はディズニーアニメの主題歌を思わせるようなメロディとコーラスで、「三谷幸喜」らしい難い演出でした。


    「更科六兵衛」が「THE END」を押しのけて「完」を引っ張り出すラストシーンもユニークで印象的… 最後の最後まで愉しめる作品に仕上がっていましたね。


    -----staff/cast-------------
    監督:三谷幸喜
    製作:亀山千広
       島谷能成
    企画:石原隆
       市川南
    プロデューサー:前田久閑
            土屋健
            和田倉和利
    ラインプロデューサー:森賢正
    脚本:三谷幸喜
    撮影:山本英夫
    美術:種田陽平
    編集:上野聡一
    キャスティング:杉野剛
    音楽:荻野清子
    主題歌:深津絵里
        『Once In A Blue Moon』
        西田敏行
        『Once In A Blue Moon』
    VFXプロデューサー:大屋哲男
    スクリプター:山縣有希子
    衣裳デザイン:宇都宮いく子
    照明:小野晃
    装飾:田中宏
    録音:瀬川徹夫
    助監督:片島章三
    出演:
     深津絵里 宝生エミ
     西田敏行 更科六兵衛
     阿部寛 速水悠
     竹内結子 日野風子/矢部鈴子
     浅野忠信 木戸健一
     草なぎ剛 宝生輝夫
     中井貴一 小佐野徹
     市村正親 阿倍つくつく
     小日向文世 段田譲治
     小林隆 管仁
     KAN 矢部五郎
     木下隆行 工藤万亀夫
     山本亘 日村たまる
     山本耕史 日野勉
     戸田恵子 猪瀬夫人
     浅野和之 猪瀬
     生瀬勝久 占部薫
     梶原善 伊勢谷
     阿南健治
     近藤芳正
     相島一之
     西原亜希
     中村靖日
     大泉洋
     佐藤浩市 村田大樹
     深田恭子 前田くま
     篠原涼子 悲鳴の女
     唐沢寿明

  • 2011年

  • 三谷幸喜氏の作品は好きなものとそうでないものの開きがあるよなぁと改めて思った。何か映画を見ようとWebで「邦画 オススメ」を検索。なんとなくコメディを見て笑いたかったので、本作を選ぶ。
    タイトルからわかっていたが、鼻っから金縛り・幽霊がでると私には興味ない題材の展開。感想としては「こんな豪華な役者を使ってよくこんな馬鹿馬鹿しいことやるな」と言う感じ。声を出して笑うほど面白いとこ無かったし。(バッドニュースグッドタイミングはずーっと声を出して笑っていたな。それを思い出したせいか、昨晩一緒に見に行った人の夢を見た。元気にしているかな)
    ただ、最後はやられてしまいましたよ。心震える展開に涙。

  • 続けて観ている三谷幸喜監督の映画の5本目。
    豪華な俳優陣と緻密な脚本での喜劇、というコンセプトは他の作品と変わらず。「面白いに決まっているだろう」という感じで安心して観ることができる。
    作品には、「遊び」の部分が必ず混じっている。
    この映画での「遊び」の1つは篠原涼子。篠原涼子は「有頂天ホテル」でコールガールの役で出演していた。とても印象的な役だったが、この作品にも、全く同じ格好で、すなわちコールガールの格好で出演している。この映画では大事な役柄ではないし、また、別にコールガールの格好で出てこなくても、映画のストーリー自体には全く支障がない。それでも、そういう格好で出てくるところが「遊び」であり、「有頂天ホテル」を観た人は、くすりと笑いたくなるだろう。
    あとはエンドロール。西田敏行や草彅剛が心霊写真風に映り混んでいる。ここも、笑わせる。

  • 深津絵里がとにかく可愛い。
    三谷作品に多い伏線が散りばめられていて後半に向けて大きく盛り上がっていく…というストーリーではなくてゆるく柔らかくそして優しいストーリーだった。

  • 三谷幸喜氏の『脚本と監督』作品は素晴らしい

    映画を作るぞ― っていうスタンスで、0から、何も無いところから作られてるから、まっさらな気持ちで楽しめる

    小説等の『原作ありき』で『映画化』されたものは、二番煎じで薄味やし、間引かれるし、必ずと言っていいほど原作の感動を越えない



    死ななきゃ分からない死後の世界と幽霊の存在は、きっと人間には永遠に解明できへんけど、
    それをコミカルで非常にバカバカしい話にしておられる。


    第六感が開花する条件とは
    『最近ツイてない
     最近死を身近に感じた
     シナモンが好き』
    …なんのこっちゃ笑

    バカバカしいけど夢があっていいね―
    三谷作品はいつもファンタジック♪


    エンドロール見て、改めてチョイ役出演の名だたる役者さん達が贅沢なこと!!
    その中でも、
    『勝訴を持つ人 大泉洋』て、チョイ役すぎるやろ―
    ギャラなんぼやね―ん

    西田敏行の「西田敏行のまんまやん」 っていうリラックスした芝居がおもしろかった笑
    本人が1番楽しんでるなぁと
    監督とキャッキャッ言いながら作ったんやろなぁと


    深津絵里って何歳なんやろ??
    いつまでも可愛らしく見えるね―
    『♪貴方って不思議だわ~♪貴方っていくつなの~♪』って。
    "ステキな隠し撮り"のお団子ヘアーも、やたら似合ってました。


    北条家に仕えてたっていう更科六兵衛は架空の人物なんやな―
    でも、えみは北条家の末裔かもね―
    長い年月を経て、再び姫に仕えることができたというロマンチックな設定かもね―


    先に映画見てから、"ステキな隠し撮り"を見たわけで、
    順番が逆になったけどおもしろかった
    一部屋のシーンをアングル変えながらの長回し(って言うんかな??)で、しかもアドリブ満載な感じが笑えた
    竹内結子部屋が1番楽しかった。
    結子グッジョブ


    でもやっぱり先に"隠し撮り"を見て、前フリをちゃんと消化しておく方が、
    映画の『タクシーのシーン』で、より爆笑できたかなと思う♪
    2011年11月21日 

  • とっぴな設定ながらミステリとしての型にはめていてさすがだなと思った
    中盤で検察官も幽霊が見えるところは驚きがあってよかった
    幽霊が見える条件をきっちり詰めているのは好感が持てた
    幽霊が見える人と見えない人の視点の違いが笑いを生んでいる
    レストランの中で見えない犬とじゃれ合う中井貴一にドン引きする周囲の構図は笑えた

  • まずはじめに言わせてほしい。
    深津絵里がキュートすぎる。

    失敗続きの弁護士のエミが落ち武者を裁判の証人につれてくるというところから始まる話。
    落ち武者を演じる西田敏行の演技もコミカルで面白い。

    ストーリーについてはそんなに捻りがあるわけではないけど、とびきりキュートな深津絵里がにこにこしたり困ったり怒ったり…
    様々な表情を見せるのがとても引き込まれる。

    三谷幸喜監督作品はキャストも豪華だけど、BGMが本当にセンス良い。
    ずっと可愛くて面白くて引き込まれる作品。
    きっとあと5回くらいは見ると思う。

  • おもしろかった。

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著者プロフィール

1961年生まれ。脚本家。近年のおもな舞台作品に「大地」「23階の笑い」「日本の歴史」「ショウ・マスト・ゴー・オン」、ドラマ作品に「風雲児たち?蘭学革命篇?」や「誰かが、見ている」「鎌倉殿の13人」など、映画監督作品に「清須会議」「ギャラクシー街道」「記憶にございません!」などがある。また、おもな著書に『三谷幸喜のありふれた生活』シリーズ、『清須会議』など。

「2022年 『三谷幸喜のありふれた生活17』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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