桜の森の満開の下 [Kindle]

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  • 2012年9月13日発売
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感想・レビュー・書評

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  • おそろしく美しい描写に惹き込まれて読んでしまった
    坂口安吾の綴る言葉が好きかもしれないと最近気づきつつある

  • 「首遊び」というパワーワード。
    猟奇的かつ幻惑的なストーリーで、美女と野獣を和ホラーにしたらこんな感じになるかも?と思うような小説でした。

  • ひたすら怪しく美しく幻想的だった。

  • 鈴鹿の山に暮らす一人の山賊。怖いものなしの山賊が唯一怖れていたのは満開の桜の森であった。ある日、山賊は旅をする美しい女に出会い、その夫を殺して自分の妻にする。わがままな女の言いなりになる山賊と、涯のない欲望を持つ女はやがてーー。
    (1947年)

  • ラストシーンの情景・展開?の鮮やかさたるや。

    美しいものとして描かれることが多い満開の桜が、気を狂わせるスポットとして描かれる。

    調べてみると江戸時代以前?は本当にそのように思われていたらしい。

    桜の美しさ、おそろしさ
    登場する女性の美しさ、おそろしさ
    それらによって大きく影響を受ける山賊の男の物語

  • 桜の森は満開でした。一足ふみこむとき、彼は女の苦笑を思いだしました。それは今までに覚えのない鋭さで頭を斬りました。

    本の長さ:30ページ。底本「坂口安吾全集5」ちくま文庫【ホラー】

  • 怖かった……

  • とても幻想的なお話だった。山賊が連れた女は鬼なのかそもそも実在するのかさえ分からない、そこには桜の樹だけが存在している。都に残されたビッコの女はどうなるのだろうとその後が少し気になった。

  • タブレットで読んだ。

  • うつくしい

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著者プロフィール

(さかぐち・あんご)1906~1955
新潟県生まれ。東洋大学印度倫理学科卒。1931年、同人誌「言葉」に発表した「風博士」が牧野信一に絶賛され注目を集める。太平洋戦争中は執筆量が減るが、1946年に戦後の世相をシニカルに分析した評論「堕落論」と創作「白痴」を発表、“無頼派作家”として一躍時代の寵児となる。純文学だけでなく『不連続殺人事件』や『明治開化安吾捕物帖』などのミステリーも執筆。信長を近代合理主義者とする嚆矢となった『信長』、伝奇小説としても秀逸な「桜の森の満開の下」、「夜長姫と耳男」など時代・歴史小説の名作も少なくない。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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