本をめぐる物語 一冊の扉 (角川文庫) [Kindle]

  • KADOKAWA
3.71
  • (1)
  • (3)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (203ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • メアリースーを殺して 中田永一
    旅立ちの日に 宮下奈都
    砂に埋もれたル・コルビュジエ 原田マハ
    ページの角の折れた本 小手鞠るい
    初めて本をつくるあなたがすべきこと 朱野帰子
    時田風音の受難 沢木まひろ
    ラバーズブック 小路幸也
    校閲ガール 宮木あや子

    前半の作品を読んだのがかなり前だったので、記憶が薄れているためか、印象に残った作品は後半4作品でした。

    初めて本をつくるあなたがすべきこと
     扱いの面倒くさい夫に本を書かかせる妻
    時田風音の受難
     編集者に本を書かせられるエロ小説家
    ラバーズブック
     想いの詰まった本とアメリカ旅行で出会い一緒に旅を する小説家
    校閲ガール
     ファッション誌の編集者にあこがれながら仕事にのめり込んでゆく校閲者のお話し。

  • kindleで安くなっていたので読みました。

    面白い短編と、面白くない短編、半分づつぐらいでした。

    本が出来上がるまでの工程とか、作家の世界とかが物語りになっていて、読んでいるうちに、本ってこういう世界でできているんだーって知識を得ました。

    最後の二作品、「ラバーズブック」と「校閲ガール」がとても面白かったです。

    校閲ガールの主人公、悦子が凄く素敵だなぁと感じました。
    強気で、細かいことは気にせず、基本誰かのせいにするキャラクターなのですがちゃんと筋が通っていてかっこいいなぁっと思いました。

    そして文芸部ではなく、ファッション誌部に移動したいという強い志を持ちながら、仕事を頑張る姿もとても前向きで夢があっていいなぁと思いました。

    キャラクター的には湿っぽい女よりも、こういうカラっとした女がとても魅力的で好きで憧れます。

  • 本に纏わるアンソロジー。
    色んな作者がいっぺんに読めて、
    たまには面白い。
    (お題のせいもあるかな)

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中田永一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×