外資系エリートのシンプルな伝え方 仕事が5倍加速するコミュニケーションの技術 (中経出版) [Kindle]
- KADOKAWA (2014年12月12日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (191ページ)
感想・レビュー・書評
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紙の本で読んだけど、ブクログになかったので電子書籍で登録。
澤さんはvoicyが好きで聞いていて、この本もその雰囲気そのままに、
シンプルで分かりやすい本。
2014年発行なのでITの内容はだいぶ古いけれど、コミュニケーションの基本としては印象に残ることがいくつかあったのでメモ。
・シンプルであることの4つのメリット
「大事なことが明らかになる」
「誰でも気付ける」
「多くの人に伝えてもらえる」
「どんな人にも等しく伝わる」
・自分の価値を見つける(スキルや相手のせいにしない)
・得意を伸ばして不得意を切る
・やるべきことを単純化=やるしかない
・伝えたいことを言語化するポイント
「箇条書きできるほど短縮」
「本質を表す言葉の落とし込む」
「「第三極の視点」を取り入れる」
<人も結果も引き寄せる会話の技術>
・具体性に欠ける言葉(すごく、いつも、たくさんなど)は使わず、事実と所感を明確にする
・「この場、この時間」は二度とないと意識する
・否定語は使わないと決めて、質問で返す詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
外資系エリートのシンプルな伝え方 仕事が5倍加速するコミュニケーションの技術
著:澤 円
プレゼンの場での大切なこと。「シンプルに伝えること」。
うまく修飾語を使ったり、気の利いたフレーズを織り交ぜたり。それはそれで効果的であり、積極的に取り入れていい方法である。だが、それ以上に大事なのは「シンプルにすること」である。
どうやってシンプルにするのか。どうすれば本質を伝えることができるのか。本書では、そのポイントを突き詰めている。構成は以下の5章から成る。
①なんとなく人に伝わらないと思っているあなたに知ってほしい5つのこと
②トップも動かすメールの技術
③実績に結び付くチャットの技術
④人も結果も引き寄せる会話の技術
⑤外国人でも子どもでもどんな相手にも等しく伝わるプレゼンの技術
読んでいてわくわくするような、スキル重視ではなく、背景的なものやその先にあるものをつつきながら読み手を刺激してくれているのは、やはりプレゼンのプロの技。
特に心に刺さったのは、自分と相手以外の第三者「第三極の視点」を想定しながら伝えるという点。自身に置き換えても相手のことを想定するのは考えにはあるもののその先にある第三極については言われて納得するものの、それを意識して出来ていたかどうかは疑問であった。
さらっと読めるものの非常に奥が深い一冊であった。