外資系エリートのシンプルな伝え方 仕事が5倍加速するコミュニケーションの技術 (中経出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 紙の本で読んだけど、ブクログになかったので電子書籍で登録。

    澤さんはvoicyが好きで聞いていて、この本もその雰囲気そのままに、
    シンプルで分かりやすい本。
    2014年発行なのでITの内容はだいぶ古いけれど、コミュニケーションの基本としては印象に残ることがいくつかあったのでメモ。


    ・シンプルであることの4つのメリット
     「大事なことが明らかになる」
     「誰でも気付ける」
     「多くの人に伝えてもらえる」
     「どんな人にも等しく伝わる」
    ・自分の価値を見つける(スキルや相手のせいにしない)
    ・得意を伸ばして不得意を切る
    ・やるべきことを単純化=やるしかない
    ・伝えたいことを言語化するポイント
     「箇条書きできるほど短縮」
     「本質を表す言葉の落とし込む」
     「「第三極の視点」を取り入れる」

    <人も結果も引き寄せる会話の技術>
    ・具体性に欠ける言葉(すごく、いつも、たくさんなど)は使わず、事実と所感を明確にする
    ・「この場、この時間」は二度とないと意識する
    ・否定語は使わないと決めて、質問で返す

  • 外資系エリートのシンプルな伝え方 仕事が5倍加速するコミュニケーションの技術
    著:澤 円

    プレゼンの場での大切なこと。「シンプルに伝えること」。
    うまく修飾語を使ったり、気の利いたフレーズを織り交ぜたり。それはそれで効果的であり、積極的に取り入れていい方法である。だが、それ以上に大事なのは「シンプルにすること」である。

    どうやってシンプルにするのか。どうすれば本質を伝えることができるのか。本書では、そのポイントを突き詰めている。構成は以下の5章から成る。
    ①なんとなく人に伝わらないと思っているあなたに知ってほしい5つのこと
    ②トップも動かすメールの技術
    ③実績に結び付くチャットの技術
    ④人も結果も引き寄せる会話の技術
    ⑤外国人でも子どもでもどんな相手にも等しく伝わるプレゼンの技術

    読んでいてわくわくするような、スキル重視ではなく、背景的なものやその先にあるものをつつきながら読み手を刺激してくれているのは、やはりプレゼンのプロの技。

    特に心に刺さったのは、自分と相手以外の第三者「第三極の視点」を想定しながら伝えるという点。自身に置き換えても相手のことを想定するのは考えにはあるもののその先にある第三極については言われて納得するものの、それを意識して出来ていたかどうかは疑問であった。

    さらっと読めるものの非常に奥が深い一冊であった。

  • その2
    相手が求めているのは正確、詳細な技術情報ではない自分たちのビジネスに役立つかが一番大事なポイント
    →必然性|それ以外の選択肢はないとの確信(これを選択しなければ大きな損失を被る)聴衆の視点、望み。マッチすれば選ばれる。 ✗世の中で優れている ◎相手にとってメリット。課題の理解度を相手に知ってもらうプロセス。
    →納得感
     わかったけど・・・ 納得感が得られていない。腹落ちして自発的に行動してもらう必要がある。必然性からさらに詳細な情報を抽出しデータ化、具現化すること。事例の紹介も効果的。
    その3、5、6
    「核」…プレゼンが終わった後、しっかりと相手の心に残って、しばらくその人の中にとどまり続けるもの。もっと言えば、聞いた人が他の人に伝えてくれるもの。
    (核づくりはプレゼンの醍醐味であり、愉しみ。)プレゼンの核に不可欠な要素は未来を語っているか。聴いた人が特をするメッセージが含まれているか。幸せになるストーリーなのか。織田信長の核は将来への期待で火縄銃のスペックではない。
    その7、8
    第三極の思考。専門知識のないものでもわかるように話す。(小学生、原住民。極端にパターンは多く)その上でディープな話も織り交ぜる。
    その9
    「想像力の強化」普段の生活の中で自分の周囲にいる人たちへの気配り。相手がどう思うのか、相手が不愉快に思わないか、常に気を使うことの習慣化。つまりは「人間力」のアップ。人間力が豊かな人のプレゼンテーションは、とても魅力的。

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著者プロフィール

澤 円(さわ・まどか)
株式会社圓窓代表取締役。立教大学経済学部卒業後、生命保険会社のIT子会社を経て1997年にマイクロソフト(現日本マイクロソフト)に入社。情報コンサルタント、プリセールスSE、競合対策専門営業チームマネージャー、クラウドプラットフォーム営業本部長などを歴任し、2011年にマイクロソフトテクノロジーセンターセンター長に就任。業務執行役員を経て、2020年に退社。2006年には、世界中のマイクロソフト社員のなかで卓越した社員にのみビル・ゲイツ氏が授与する「Chairman's Award」受賞した。現在は、自身の法人の代表を務めながら、琉球大学客員教授、武蔵野大学客員教員の他にも、スタートアップ企業の顧問やNPOのメンター、またはセミナー・講演活動を行うなど幅広く活躍中。

「2021年 『「疑う」からはじめる。 これからの時代を生き抜く思考・行動の源泉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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