- Amazon.co.jp ・電子書籍 (161ページ)
感想・レビュー・書評
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やっぱりキャッチコピーは「全員死刑」だな。
わたしは金も地位も権力もてにいれるぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分が差別を差別と気づいていなかったことに考えさせられた。
まだまだ女性差別が残る日本で自分が声を上げたいと思った。 -
こちらの本では男女差問題を重視し、映画では病気の問題を重視している感じがしました。日本では今でも男女差別はあるので大企業のおっさんとかが読んでほしいですね。そうすれば、日本は社会も政治も経済もよくなるのになぁ〜。
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さくさく読めたけど、少し前の日本というか今の時代も続く男尊女卑のいろいろなエピソードを嫌な気持ちで読んだ。主人公のご主人は理解があり協力的だったのに心を病んでしまった。もやもやするなあ。
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韓国のアラフォー子持ち女性が、いかに'自然に'性差別され、虐げられてるかみたいなのを、ストーリー仕立てにして書いた本。
ちょっとフェミニズムが強い。
一気に読めた。日本も似たようなところがあるけど、共感できるとことそうでないところがあり、そうでない方が多かったかな。 -
九州生まれ、九州育ちの私はラッキーなことに女だからと行動や選択を制限されずに生きてきた。仕事もそれなりに評価してもらえたと思う。なのでフェミニズムというものからは距離を置いて生きてきたのだけれども、それでもこの小説には多々共感できる箇所があった。
特に印象的だったのは、初めて与えてもらった姉妹の部屋の壁に母親が世界地図を貼り、「ほら、ソウルを見てごらん。ただの点だよ、点。つまり私たちは今、この点の中でごちゃごちゃ暮らしているってわけ。行けなくても、知っておきなさいね。世界はこんなに広いんだってこと」
母親の若かりし頃の話も出てくるが、なんと窮屈な世の空気だったのだろう。きっと日本の女性たちも少しずつそんな空気を変えてきたのだ。
その恩恵にあやかりながら、私は自分の人生を生きている。 -
職場の元メンバー画像貸してぐれた。女性を取り巻く状況を幼少の家庭内、学校、職場、結婚してからと繋ぎ、その理不尽さを教えてもらえる。相手がどう感じているか?よくよく聴くのは大事。でもその後に何をするのが正解なのか悩ましい。
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1982 年生まれの一人の女性キム・ジヨンの 2016年に至るまでの人生を通じて、韓国社会に根強く残る女性の生き辛さを描いたフェミニズム小説。
日本においてもジヨンが体験したような社会構造は未だに残っている。なので主人公の心情に共感できた。
物語は精神疾患を患ったジヨンをカウンセリングしている精神科医の語り口として進むので、カルテを見終わったかのような不思議な読後感が残った。