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感想・レビュー・書評
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幅広い分野の有識者が挙げる、教養を身につけるための必読書。選者は、出口治明氏、楠木建氏、大竹文雄氏 、岡島悦子氏、猪瀬直樹氏、長谷川眞理子氏、中島聡氏、大室正志氏、岡本裕一朗氏、上田紀行氏の10人。
序文に「ハウツーを記した、似たような内容のビジネス書を読み続けても、それは、一瞬の気晴らしになるだけで、あなたの「知の土壌」を豊かにはしない」とあるではないか。このところ KindleUnlimited で漁るように読んでいる話題のビジネス書(本書を含む)、気休めにしかならないとはなぁ。
残念ながら、既読書は僅かだった。来年は、本書に挙げられた骨太の古典的名著の読破に挑戦してみるか!
本書に挙げられた必読書のうち、出口氏の推薦書
・ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体」
・イマニュエル・ウォーラーステイン「近代世界システム」〈Ⅰ・Ⅱ〉
・フェルナン・ブローデル「地中海」
・アントニー・ビーヴァー「第二次世界大戦1939―45」〈上・中・下〉
・半藤一利「昭和史」
・ヘロドトス「歴史」
・司馬遷「史記列伝」
・チャールズ・C・マン「1493 世界を変えた大陸間の「交換」」
・ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」〈上・下〉
・更科功「宇宙からいかにヒトは生まれたか―偶然と必然の138億年史―」
・永川玲二「アンダルシア―風土記」
・中村愿「三國志逍遙」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
各著名人の本の紹介本
そろそろ同分野の本が多くなってきたこともあり、別の視点取入れも必要と考えて確認
ひとまず、解説を聞いて面白そうな本をピックアップして購入
・予想通りに不合理(経済学)
人の決断は合理的ではないという点に立ち解説やエピソードをまとめた本で
行動経済学の啓蒙書とのことらしい。
・銃・病原菌・鉄
進化生物学として、人類文明に影響を与えた銃・病原菌・鉄について
様々な視点で解説している書籍
他、audible(定額)やkindle unlimitedで読めるものはひとまずダウンロード
ビジネス書と並行して読み進めていく。
(視座を増やしつつ、従来分野のビジネス書も読んで偏りもリセットしていく方向でいく) -
各界の識者が、リーダーが読むべき本を紹介するのが本書のコンセプトだが、本を読むだけでリーダーになれるとは思わないし、本を読むだけで教養を得ることができるとも思わない。
座標軸がなければ物事を正しく位置付けることができない。時間軸を持たなければ現象を理解することができない。「教養とは世界における自分の位置を知ることである」と信じて疑わない私は、本書の主張に同意しないところも多かった。
『ファスト教養』にはビジネスのために手っ取り早く教養を手に入れようとする風潮が描かれているが、本書もその延長にあるものと言えよう。
しかし、本書で紹介されている本のうち読んでみたいと思うものもあり、実際に購入した。その意味で本書を読むことは無益ではないが、教養とは全人格的格闘の末にようやく得られるものであろう。 -
リストアップされている図書読みたいですが、案外中古しかないものもちらほら。
良書と売上は一致しないということかな。 -
- 過去を知って判断力を鍛える。
- 負けがこむと精神論になっていくのは歴史だけでなくスポーツやビジネスも同じ。
- 気をつけたい。リーダーこそ、トンネルに入ってしまうと周りに大きく影響する。
- 当たり前のやり方がベストとは限らない -
KIndle Unlimitedで購入。
「人間観を養う」
教養を学ぶ意味はこの言葉に集約されるのではないかと思う。即ち、行動や判断の拠り所となるものを自分の中で蓄えていくのである。
テクニックではない、本当の軸、を育てる、ということである。
いままで読んだ本もあるが、それを見ると、この本の中で推薦されている本はいずれも「読みごたえのある本」ではある。
時間はかかっても目を通していきたいと思う。 -
面白そうな本がちらほら。
本の紹介で読み物として成立させるというのは案外難しいものなのです。 -
歴史・経営・宗教等、各分野のお勧め本が1-2ページの簡潔なコメントで紹介されているので読みやすい。
海外で活躍をしたいと思うと、日本の歴史・成り立ちはもちろんのこと、世界史・宗教のことも最低限勉強をしておいた方が良いので、お勧め本は時間を掛けながら読んでいきたいと思う。 -
日本が米国のエリートに勝てない理由は「教養の差」にあった