- Amazon.co.jp ・雑誌 (83ページ)
- / ISBN・EAN: 4910075110909
感想・レビュー・書評
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コロナ自粛解除直後の編集。特集を読んで、今後の状況はわからないけれど今自分は「不安だ」と素直に言ってもいいんだという事に救われる。いつもながら堀川さんの漫画、森田さん東さんのエッセイが心に響く。
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子どものストレス、ネットのうわさとのつきあい方などが記事になっている中で、わたしがいちばんホッとしたのは、精神科医・宮地尚子さんによる「不安なときに」という記事でした。
この記事には、不安を感じたときに思い出してほしい4つのポイントが書かれていました。
それは、「こういう場面ではこうしなさい」というような指示でもなく、詳細すぎる場面を想定してとるべき行動を書いたものでもなく、もっと大きな「枠」を伝える記事でした。
「もっと細かく指示してよ!」
「これじゃあ、大きすぎてどう行動したらいいかわからないじゃない!」
「不安になるような場面を具体的に想定して、アドバイスしてほしいな」
そんな声もあるかもしれませんが、わたしは「不安なときに」のように、大きなポイントを4つ示された方が、どんな不安にも対応できるおまじないになってくれると思うのです。
細かすぎる指示は、場面が変われば使い物にならなくなる可能性が高いです。
でも、大きな「枠」を4つ、覚えておくことなら、どんなときでも出来そうではありませんか?
宮地尚子さんの書かれた4つのポイントは、どれも覚えやすく、言われてみればそうかもとも思えるし、ナルホドと納得できるものです。
宮地さんから不安なときにこう唱えるといいよ!という、4つのおまじないをもらったような気がしました。 -
特集「不安とむきあう」は富永京子さんの「自分ひとりの部屋」が心に残った。イタリアの昔話「トレディチーノとオオカミ」は福田利之さんの挿絵もかわいくてよかった。トレディチーノ無敵すぎる。「たぶん、なんとかなるでしょう」楽しかった。