様々な作家さんの著作から氷菓にまつわるエッセイを抜き出し集めたアンソロジー。ポップな装丁とはウラハラに大御所の藤沢周平、吉行淳之介がいるかと思えば安野モヨコさんまで、大変贅沢な一冊でした。
お気に入りは久世光彦さんの、ところてん。
氷水、アイスクリン、アイスキャンデー、多分私の世代が本書に描かれている懐かしの氷菓をかろうじて経験している最後の世代なのではなかろうか。
一つ一つが短く、ゆったりした読み口なので、夏の夜のお休み前に少しずつ読むのにちょうどよかった。困ったことに、読んでいるとわざわざクーラーを切って夏の空気を部屋に呼び込みたくなる。
みつ豆が無性に食べたくなりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2023
- 感想投稿日 : 2023年7月8日
- 読了日 : 2023年7月8日
- 本棚登録日 : 2023年7月8日
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