『Teen Age』10代の子たちの日常の1ページを描いた物語。
「Teen」っていう響きは、キラキラしてて眩しくて、っていう印象が強いけど、でも実は心の中や頭の中は、何だかすごくモヤモヤしてて、得体の知れない何かにもがき苦しんでる、そんな時期なのかな。という感じがします。
実際、Teen Ageなうちの息子もそんなだし。
悩んだり、苦しんだり、もがいたりすることって、大人になると簡単にスルーできる術を持ってしまうけど、純粋に、目の前の壁にぶち当たれる10代が、なんだか羨ましいようなそんな気もします。
だけど、当の本人たちからすれば、悩むことももがくことも人生最大に苦しいことなんだろうな。きっと。
いや、自分自身もそうだったよなー。なんて思ってみたりもして。
「あんな大人にはなりたくない」って思っていたはずなのに、いつの間にか「あんな大人」なってしまった私には、10代って、いろいろ抱える思いもあるだろうけど、でも、やっぱり、そういうこともすべて含めてキラキラして眩しい時期なんだよな。なんてことを思いながら読んだ一冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2022年2月16日
- 読了日 : 2013年10月25日
- 本棚登録日 : 2022年2月16日
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