濃密の一冊。
七人の作家さんが描く本能寺の変、そこに至るまでのストーリー。
誰もが知る、文句なしに惹かれる1582年の歴史の一幕。
だからこそどんな時間やどんな濃密な関係や思惑が交差していたのか常に作家さんは独自の構想で描きたくなり、読み手は知りたくなるんだろうな。
改めて一夜にして散った儚さと濃密な時間を感じた。
もちろん、あくまでも創造でしかない世界だけれど、あの時の妙覚寺での信忠サイドの時間を味わえた伊東潤さん、信長が光秀へかけた言葉の裏に隠された思いや光秀の決意までの経緯を知れた冲方丁さんの作品が印象的。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月31日
- 読了日 : 2023年7月31日
- 本棚登録日 : 2023年7月31日
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