- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003101193
感想・レビュー・書評
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漱石には娯楽的作品と幻想的作品がありますが幻想の方。ロマンというのはこういうものでしょう。美しい夢の話。
「百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢十夜は第一夜が一番ロマンチック。
映像化したらとても綺麗だと思う。 -
漱石の人柄がよく表れた作品群でした。
糞真面目で短気だけどロマンチスト。 -
西武リブロ、¥525
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面白い。想像したよりも面白かった。
個人的には一夜と三夜の話が好き。
これは漱石自身の夢をもとに書かれたものらしいけど、本当にこんな様々にみたのかね?
ロマンチックだったり、怖かったり、滑稽だったり。
それにしてもどれもたんたんとしていて、それでいてドラマチックなのが流石。 -
すこし星新一を思い浮かべながら読んでた。
夏目漱石っぽくなくて、でも理屈っぽいとこはやっぱそうか、とかいろいろ。 -
改めて、文章が上手い。嘆息…。
漱石の文章は、ふとした感覚が、的確に美しく表現されているのがすごい。
夢十夜の異様性たっぷりな美しさ、文鳥と永日小品での日常続きの描写、良かったです。 -
山のシューレで能楽師の安田登さんが演じたものが、この夢十夜のオマージュ(物語内のいくつかの話が混在している)だったと知って読んでみました。
夏目漱石はあまり読んだことがなかったけど、これはすごく好き。曖昧さの極致を表現してると思う。 -
文鳥の話が本当に好きです。千代千代鳴く文鳥飼いたい。
でもちょっと切ない。 -
なんてきれいな第一夜。