夢十夜 他二篇 (岩波文庫 緑 11-9)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003101193

感想・レビュー・書評

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  • 漱石には娯楽的作品と幻想的作品がありますが幻想の方。ロマンというのはこういうものでしょう。美しい夢の話。

    「百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」

  • 夢十夜は第一夜が一番ロマンチック。
    映像化したらとても綺麗だと思う。

  • 漱石の人柄がよく表れた作品群でした。
    糞真面目で短気だけどロマンチスト。

  • 西武リブロ、¥525

  • 面白い。想像したよりも面白かった。
    個人的には一夜と三夜の話が好き。
    これは漱石自身の夢をもとに書かれたものらしいけど、本当にこんな様々にみたのかね?
    ロマンチックだったり、怖かったり、滑稽だったり。
    それにしてもどれもたんたんとしていて、それでいてドラマチックなのが流石。

  • すこし星新一を思い浮かべながら読んでた。
    夏目漱石っぽくなくて、でも理屈っぽいとこはやっぱそうか、とかいろいろ。

  • 改めて、文章が上手い。嘆息…。
    漱石の文章は、ふとした感覚が、的確に美しく表現されているのがすごい。
    夢十夜の異様性たっぷりな美しさ、文鳥と永日小品での日常続きの描写、良かったです。

  • 山のシューレで能楽師の安田登さんが演じたものが、この夢十夜のオマージュ(物語内のいくつかの話が混在している)だったと知って読んでみました。
    夏目漱石はあまり読んだことがなかったけど、これはすごく好き。曖昧さの極致を表現してると思う。

  • 文鳥の話が本当に好きです。千代千代鳴く文鳥飼いたい。
    でもちょっと切ない。

  • なんてきれいな第一夜。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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