プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫 白 209-3)
- 岩波書店 (1989年1月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003420935
感想・レビュー・書評
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詳しくは社会学理論レポート
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評価できるほど理解できてないが・・・倫理の資料集で概略をつかんでから読んだので、なんとか読み通すことができた。しかし、常識として出てくるキリスト教諸派の違いが全く分からないのは、日本人だしね! ということでよいだろうか。
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2015/1/17
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ikegami reco. 面白そう
でも分厚いそうだし、もしすごく暇になったら読みたいかな -
1、①プロテスタンティズムの地域には近代資本主義の文化が見出されるが、この文化は、宗教的特徴に由来すると考えられる。②「天職(召命)」に関する新しい理解は、利潤の獲得を志向する活動が義務だという意識をもたらした。③ルターやルター派は、神が各人に与えた職業と地位にとどまるべきだという伝統的観念を抱いており、この伝統的観念から脱却するのは、カルヴィニズムである。
2、①カルヴィニズムでは、神の栄光を増大させるという観点から、社会的実益に役立つ労働が重要な行為と考えられ、人々は、救済の確信を得るために職業労働にいそしむこととなった。また、この禁欲的な生活スタイルは、神の意志に合わせて全存在を「合理的に」形成することを意味した。天職観念は、世俗外の修道院ではなく、世俗内部の生活態度の合理化をもたらしたのである。②ピューリタンの禁欲は、現世的享楽に反対するが、彼らにとって、財の獲得は、神から与えられた天職たる労働の結果であった。この資本主義精神がいったん勝利すると、後にはそうした宗教的支柱を必要としなくなった。
プロテスタンティズムの禁欲が資本主義の精神を形成したという逆説が興味深い。資本主義の精神というよりも、利潤追求の態度を肯定する精神が形成されたと呼ぶほうがわかりやすいかもしれない。合理化の態度についてはもう少し説明がほしいところでもあるが、この点は、ヴェーバーにとっての重要な関心であったのではないだろうか。 -
難しかった
東大京大教授が薦めるリスト100選抜
No.32 -
難しくて半ばあきらめてます。。