三秒間の死角 上 (角川文庫)

  • 角川マガジンズ
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010730

感想・レビュー・書評

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  • レビューは下巻にて

  • パウラ、初めは女性だと思ってた。
    警察側の人間として刑務所に潜入し、クスリの取引を掌握して刑務所を乗っ取るというストーリ。終わりの頃、ものすごいドキドキしてしっかり読めない。心臓に悪い。
    早く下巻も読みたい。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    犯罪組織の中枢にまで潜り込んだスウェーデン警察の潜入捜査員パウラ。組織に与えられた任務は、刑務所内に麻薬密売の拠点を作ることだった。秘密裏に政府上層部のお墨付きを得たパウラは、巧妙な手段で麻薬を所内に持ち込み、ライバル業者を蹴落として商売を始めた。だが、パウラの正体を知らないまま、入所前に彼がかかわった殺人事件を捜査するグレーンス警部の追及の手が迫るのを知った政府上層部は非情な決断を下す…。英国推理作家協会(CWA)賞受賞、スウェーデン最優秀犯罪小説賞受賞。

    きちんと読めば面白いのだろう、が、まず登場人物の名前が覚えれず、誰のことか分からず、途中から諦めて流し読み、、

  •  北欧系ミステリはなかなかおもしろいので最近読むようになった。この作者(たち)も初見だけど評判通りの好作。警察の潜入捜査員として麻薬密売組織摘発のために刑務所に潜り込んだ主人公パウラが、関連する事件がらみの捜査の手が及んで正体がバレそうになったために、組織から切り捨てられて始末されそうになったところを苦心惨憺して逃亡を企てるというストーリー。かくあることを予想して周到に準備しておいたパウラの脱出までのドラマがすさまじい迫力。後半にタイトルの意味するところがわかって慄然とする。もうひとつ忘れてならないのが、間接的にパウラを追い詰めることになる事件を捜査するもうひとりの主人公グレーンス警部。犯罪捜査に執念を燃やすはぐれ刑事ものとして読んでも十分に楽しめるという贅沢な構成になっている。まあ少しうまくいきすぎではという感がないでもないけど読後感も良好。ただし、北欧ものって登場人物の名前が複雑怪奇でおぼえにくいのが難点。まあ、らしいと思ってがまんするしかないんだけど。

  • 下巻でまとめて

  • スウェーデンの警察のお話。
    北欧ミステリーは名前だけでは男か女か判断できず、ややこしい。

  • CL 2014.5.25-2014.6.7

  • 「俺がここに来たのは、この隙だらけの刑務所で行なわれているクスリの取引を数日で全部駆逐して、乗っ取るためなんだ」-これまでもマフィアへの潜入捜査物は数あれど、不法ビジネスを潰すために警察の後押しで刑務所に入る筋書きはなかったのではないか? それに彼を殺人事件の重要参考人として追いつめるはぐれ刑事もからむとなると、それだけで筋書きが読めなくなる。巷での評価も上々。しかし、何か物足りない。ハラハラはするけど感情移入ができないというか、合間に挟まれるパウラの意図のリフレインも辟易とするし、刑事のパートは冗長。

  • 自分だったら潜入なんてできない。刑務所に麻薬を持ち込む方法って凄いな。下巻が楽しみです。

  • スウェーデン警察の潜入捜査の話。犯罪者の主人公を犯罪組織に潜入させて刑務所まで入ったのに、警察上層部は関係を切り捨てる。
    切り捨てられたと知った主人公はあらかじめ予防策をとっておいた作戦を実行する。その手際のよさと大胆さがおもしろくて読むのを止められなかった。正義に一途な警察官と、嘘と隠ぺいだらけの上層部の対決がわかりやすく描かれている。

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著者プロフィール

アンデシュ・ルースルンド 1961年生まれ。作家・ジャーナリスト。ヘルストレムとの共著『制裁』で最優秀北欧犯罪小説賞を受賞。

「2013年 『三秒間の死角 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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