- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041035566
感想・レビュー・書評
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ぽぎわん、というおばけの話。第一章では、新婚のイクメンが襲われる話。第二章は、その妻と子供が襲われる話。第三章は、除霊師の比嘉琴子がやっつける話。
ぽぎわんについては、こわいぞこわいぞと脅かしつつも、ちょっと手を緩めて、あれ大丈夫じゃないか、と思せておいて、、、、ギャーという、まあ表現は稚拙ですが、ホラー映画だったり、ホラー系のゲームだったりの王道を行っています。
個人的には、新婚のイクメンのホントの姿が暴かれる第二章が好き。やっぱり世界で一番怖いのは人である。
ただ、この物語で一番強烈なインパクトがあるのは、比嘉琴子です。最強です。警察本部や政府にもコネがあります。全国の除霊師のボス的存在です。シリーズものらしいので、読んでみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
民俗学的怪奇譚のそれっぽさ、オカルト業界人たちのケレン味が堪らない。
反面、子育てを巡る夫婦のすれ違いの描写は痛々しいほどにリアル。
リングシリーズに匹敵するような新時代のエンターテイメントとなるのか、今後が楽しみ。 -
何が来るのぉおおお?と思わずにはいられないタイトルの秀逸さ。
いや、あんなふうに来られたら怖いわ!!泣くわ!!
とはいえ、何より予想をことごとく覆すキャラ設定、展開がいい。
ホラー要素そのものより、人間のほうが断然怖い。 -
引き込まれるストーリーで一気読み。第2章までが秀逸。お姉ちゃんが活躍する最後はちょっと毛色が違ったかな。新幹線のトイレのところは本当怖かった。
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第22回日本ホラー小説大賞受賞作。
モダンホラー?ジャパネスクホラー?・・・こういうのが大好きです。
(実話怪談系は、私ダメなんです。)
ホラー小説にリアルは求めてないので
(っていうかリアルなホラーは嫌。)
ちょっと突っ込みどころがあっても、全然オッケー(笑。
そういうのが気にならないくらい、この作品はお気に入りです。
恒川光太郎とかが好きな方にはタマラナいと思います。
次回作が楽しみです。 -
大絶賛!しかし初項から怖い…
けど面白い…
けど怖い…
けど先を読まずにいられない…
そしてあらゆる伏線やなぞもスッキリ、
はっきりとまとまり、
だからこそまた怖い…
そして大満足の一冊!