- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041035566
感想・レビュー・書評
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怖かった…!一回食事の為中断してたけどその間も怖かった…
ミステリ、ホラー、人間の闇、色々な要素が合わさっていて読み応えありました。
活字なのにここまでぞくぞくさせるとか恐ろしい…! -
もう、さいこうに面白かった!
わたしは怖がりのホラー好きなんだけど1章は特に怖かった。面白いけど怖くてたまらなくて数日かけて読んだ。
1章・2章・3章それぞれ個性があって、どれも深く読ませられた。2章は人間のこわさ、3章は派手で読み応えある。全編を通じての構成も巧みで、伏線回収でぞっとさせられたり、気付いたとき戻って読み直して考察してみたり、登場人物が調べてすこしずつ何かわかっていく、でもわからないモヤモヤーって流れも読んでて楽しかった。ラストも好き。
澤村那智さんの著書初めて読んだけど、姉妹がシリーズ化してるようなので(いましった)ぜひ読みたい。 -
普段ホラー映画など観ないのですが
夫がみるだろうと録画していた「来る」を観てしまい
その映像のカッコよさに惹きこまれ 二度観しました
登場人物の細かな設定をもっと知りたくて本を借りる
なるほど~と納得する場面も多く
とても楽しんで読み進めることができ
そしてまた 映像を観たくなってしまいました -
映画を観たので、未消化の部分が気になり読んだ。
映画では近寄らなかった田原の実家に立ち寄り、ぼぎわんとは何か、について調べているのが良かった。
文書は惹きつけるものがあり、一気に読ませる。
比嘉姉妹の続編と、「二階の王」が読みたくなった。 -
読み始めたのが夜だったということもあって第一章訪問者はちょっとドキドキしました。ぼきわんが来ても返事しちゃいけないって、あんなの普通絶対応対してますよ。部屋のドアの向こう側が気になって気になって。第二章からは昼間に読んだせいなのか、恐いというより人間の嫌な側面に嫌悪感。結局は人間が作りだし呼び出したものなんですよね。あれは。名前、本名を名乗るのは恐いなと思いました。装幀や装画がきれいだなと思いました。読みやすかったので、このシリーズ、気になります。
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怖かった。
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ホラー大賞受賞作。
本書より先に『キリカ』を読んでしまい、急いで手に入れてきたぼぎわん。
ぼぎわんも怖いがエセイクメンが一番怖い。
頭からガブリ…のシーンは、ぼぎわん、やるじゃん!
と喝采を送りたくなった。
霊媒師一家も非常に気になる。
しかし上手いなぁ。受賞も納得です。
これはすぐに『ずうめの人形』も手に入れてこなければ。
2作目にしてお気に入りの作家さんとなりました。
私の中のホラー作家ランキングが覆った。 -
ぼぎわんにじわじわと追い詰められている描写がよかったです。一撃で仕留めに来ないで何度も襲撃を繰り返しては帰っていく、その姿が不気味で好みでした。また、全体が三部に分けられており、それぞれ語り手が異なるので飽きることなく、むしろ先が気になってしまい、一気に読み進めることができました。
最後の、直接対決の描写は個人的にはあまり好きではありませんでした。たぶん、得体のしれないものが陰からジッと覗いてくる、イメージだったぼぎわんが、正体の判明した超人的な力をもった化け物になってしまった(作中ではぼぎわんに関して調査が進められるので、一概に悪いとは言いませんが)からかもしれません。悪く言ってしまうと、底が知れてしまったような、なんとなく、魅力が薄れてしまったような印象でした。 -
第22回 日本ホラー大賞 受賞作
三部構成。
一部、二部が秀逸。
登場人物の視点が変わって行く構成が良かった。
一部〜二部での、得体の知れない化け物の怖さだけでない「人間の怖さ」が心にくる。
ホラーの語り方のお手本のよう。