不連続殺人事件 (角川文庫 さ 2-3)

著者 :
  • KADOKAWA
3.51
  • (74)
  • (142)
  • (209)
  • (35)
  • (9)
本棚登録 : 1562
感想 : 173
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100196

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • よく出来ている。
    下手な近年の推理小説よりいい。
    坂口安吾がこういうのを書いていたとは。

  • 戦後間もないある夏、山奥の豪邸に集まった男女が、邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに、世にも恐るべき八つの殺人が生まれた。
    とにかく登場人物が多く各々の関係性も複雑になっており読み辛い。ただトリックは秀逸で事前に期待していたもの以上だった。この複雑さがトリックに必要とわかり納得する。
    ただ人物表が欲しい。

  • 坂口安吾はミステリーも書いていたのか。タイトルにひかれて購入。

  • なん十年ぶりかの再読。なんだか新鮮。横柄だったピカ一の最後が儚くみえる。

  • 登場人物が多くてなかなか入り込みづらかった。
    文章は坂口安吾だけに味がある。
    トリックはいいのか悪いのか正直よく分からず。
    推理小説というの自体が自分にはあまり合わないかも。

  • うっかり二回読んでしまった。
    文章が口語的というか、文法が乱れていて、それが一定のリズムを生んでいるのだけど読みづらい。
    ただ、アリバイトリックは面白い。
    登場人物を把握するまでがなかなかに骨折り。

  • トリックに頼らない、良い意味で唸らせられました。
    書かれた時代が少し前なので、文体が古いのが残念です。

  • 「堕落論」や「白痴」など純文学のほうで有名な坂口安吾の本格推理小説。江戸川乱歩チックな昭和レトロの怪しげな登場人物がいろいろ出てきておもしろそうな気はするのだが、正直内容が入ってこないしトリックどうこうとかよくわからないし、流し読みが多い自分にはそもそも推理小説読むのに向いてないのかな?

  • 20年振りの再読。つ……つまらん……。発表当時は斬新だったのだろうか? こういうのはミステリの歴史を踏まえたうえで読まねばいかんのか? じゃったら読まんわい。

  • 僕にとって初の坂口安吾作品。
    推理小説の傑作だということを何かで知って読む気に。

    とりあえず登場人物がやたらと多いです。冒頭の説明だけでは全く整理が付かず。
    まぁ読んでれば人物も相関も自然と頭に入ってきますけどね。
    で、その登場人物が揃いも揃って変人奇人。キチガイ率高し。
    こういうの好きです。

    そしてトリック。
    僕は「あ、あ~~なるほど」という感じでした。
    全く伝わりませんね。
    でもそれくらい気付かなかった部分が核心だったということで。
    ただ、推理小説を読み慣れている人にとっては簡単なのかも知れない。

全173件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

(さかぐち・あんご)1906~1955
新潟県生まれ。東洋大学印度倫理学科卒。1931年、同人誌「言葉」に発表した「風博士」が牧野信一に絶賛され注目を集める。太平洋戦争中は執筆量が減るが、1946年に戦後の世相をシニカルに分析した評論「堕落論」と創作「白痴」を発表、“無頼派作家”として一躍時代の寵児となる。純文学だけでなく『不連続殺人事件』や『明治開化安吾捕物帖』などのミステリーも執筆。信長を近代合理主義者とする嚆矢となった『信長』、伝奇小説としても秀逸な「桜の森の満開の下」、「夜長姫と耳男」など時代・歴史小説の名作も少なくない。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂口安吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ZOO
乙一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×