- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102916
感想・レビュー・書評
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著者初めての小説で賞を取ってしまった作品。騙されます。心地よく。
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紹介してもらった本。
聞いてた通り荒削りなところもあるけど、次は?どうなる?と、先が気になってあっという間に読み干しました。
他の刑事物に似た名前の女刑事がいてイメージがちょっと被った。
面白かったです! -
読み終えて、すごいデビュー作だなと純粋に思った。
島田先生の『占星術殺人事件』を踏まえた作品で
デビュー作でそんなことをやる時点で
自信過剰の勘違いをした痛い人か、
あの名作を受けてそれを超えるデビュー作にする
意気込みと実力を兼ね備えた人かの2択になるわけだけど
読んでみて後者であったことに喜びを感じる。
手記の効果的な使い方といい、アゾートの件といい
明らかに島田荘司氏の影響を受けている直系の後継者。
読んでいてアラというか、微妙なところもいくつかあるけど
物語へと引き込む吸引力と読みやすい文章は一級品。
これからの作品に期待したいと思う。 -
タイトルと装丁からは想像もつかないが純ミステリでいて少し切なくもなる話。文章も丁寧で心地良かった。
一点難を言えば、野暮ったらしい中年刑事が妙に殊勝になったり、年若刑事が年上を妙に敬ってみたり、未解決事件に突入寸前の割に人間関係が良好に描かれている部分には少し違和感を感じたがこんなことを言いだすときりがないだろう。 -
頭部、胴体と体の一部分が持ち去られる猟奇的殺人事件を、刑事とプロファイリング専門捜査官が追いかける展開はテンポが良かったですし、端正な文章で無駄がなく読み易かったです。
ただ、動機が突飛だったことや、色々なことがスムーズに進みすぎたのと、警察組織にリアリティーがなかったなど、勿体ないと思う点が多かったです。 -
7月-1。3.0点。
頭部の無い死体。その後も、胴体の無い死体と続き、
体の一部が欠損した死体。連続殺人。
被害者に接点はあるのか。また、被害者たちの一部で人体再生したのか。
まあまあ面白い。まっすぐなミステリという感じ。
この主人公で、次作もあるらしい。それに期待かな。 -
おもしろかった。カブ、正木、ヒメ、トキオ。
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テンポが良く、コミカルな会話のやり取りで読みやすかった。逆に、ちょっと軽すぎるかなと気になるところもあったが、展開が想像できないだけにページを捲る手は止まらなかった。特に後半は、唐突だったり、ツッコミたくなるところが幾つもあったものの、デッドマンの正体のオトシどころは意外性があった。途中までは、ファンタジーオチにしかならないだろうと思っていただけに、意外とリアリティが感じられるものになっていたのが驚きであり、そこが何より面白いところだと思う。軽すぎるところはあまり好みではないが、オチの意外性でそれなりに楽しめた一冊だった。
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面白かったです。
読み終わった時、悲しさとスッキリ感がありました。
「ロボトミー手術」懐かしい…