デッドマン

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.66
  • (18)
  • (84)
  • (56)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 335
感想 : 77
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102916

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久しぶりに刑事物です。
    頭部を切られ、持ち去られる事件が発生し、
    そこから胴体、右手、左足と連続して身体の
    一部が欠落している殺人事件が起きる。
    うだつの上がらない刑事とその仲間達4人
    を中心に難事件に挑んで行くというお話ですが、
    所々にちりばめられているヒントを読み解く
    うちに、だいたい犯人像が掴めて来てしまった。
    最終どんでん返し足らしめる前のヒントが、刑事物
    をよく読んでいる人には簡単すぎたのかもしれない。
    4人を中心とした人物設定は面白いので、続きで
    より彼らの内面をえぐり出してもらえるとおもしろい
    ストーリーになるのではないか?とも。

    プロット重視だったから、人間面はページの関係からも
    仕方が無い部分かもしれませんが、そこは残念。
    でも、娯楽刑事小説としては楽しめます。
    お風呂で、思わず一気読みしてしまいました。

  • おもしろかった!

    人物もすごく惹きつけられる。ただ、ちょっと都合よくいきすぎか?と思えるところも・・・


    定年してもなお・・・のところ!グッときました。

  • 都内で次々と発見される身体の一部を切り取られた死体。操作にあたる刑事たちのもとに、死体のパーツをつなぎあわせて蘇った死体を名乗る人物からメールが……。
    『占星術殺人事件』を思わせる事件といい、◯✕な真相といい、この作者は島荘好きなんだろうねぇ。少し分かりやすすぎる気もしないではないものの、最後まで一気に読ませるスピーディでテンポの良い展開は見事。

全77件中 71 - 77件を表示

著者プロフィール

河合莞爾
熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒。出版社勤務。
二〇一二年に第32回横溝正史ミステリ大賞を受賞し『デッドマン』でデビュー。他の作品に『豪球復活』(講談社)、『デビル・イン・ヘブン』『スノウ・エンジェル 』『ジャンヌ』(祥伝社)、「カンブリア」シリーズ(中央公論新社)などがある。

「2023年 『カンブリアⅢ 無化の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河合莞爾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×