- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041102916
感想・レビュー・書評
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久しぶりに刑事物です。
頭部を切られ、持ち去られる事件が発生し、
そこから胴体、右手、左足と連続して身体の
一部が欠落している殺人事件が起きる。
うだつの上がらない刑事とその仲間達4人
を中心に難事件に挑んで行くというお話ですが、
所々にちりばめられているヒントを読み解く
うちに、だいたい犯人像が掴めて来てしまった。
最終どんでん返し足らしめる前のヒントが、刑事物
をよく読んでいる人には簡単すぎたのかもしれない。
4人を中心とした人物設定は面白いので、続きで
より彼らの内面をえぐり出してもらえるとおもしろい
ストーリーになるのではないか?とも。
プロット重視だったから、人間面はページの関係からも
仕方が無い部分かもしれませんが、そこは残念。
でも、娯楽刑事小説としては楽しめます。
お風呂で、思わず一気読みしてしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかった!
人物もすごく惹きつけられる。ただ、ちょっと都合よくいきすぎか?と思えるところも・・・
定年してもなお・・・のところ!グッときました。 -
都内で次々と発見される身体の一部を切り取られた死体。操作にあたる刑事たちのもとに、死体のパーツをつなぎあわせて蘇った死体を名乗る人物からメールが……。
『占星術殺人事件』を思わせる事件といい、◯✕な真相といい、この作者は島荘好きなんだろうねぇ。少し分かりやすすぎる気もしないではないものの、最後まで一気に読ませるスピーディでテンポの良い展開は見事。