デッドマン

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041102916

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすかったので高評価。
    面白かったし。
    ちょっぴりご都合主義的部分もあれば
    仕掛自体がミステリ愛好者にはなんとなし判ると思われるんだけど
    それを差っ引いても、読む先を急がせる展開。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    カブさんはじめ、警察の面々もそれぞれにかっちょよし。
    多少キャラが弱いものの、まぁ『リアリティー』の一言でカバーできる範囲。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    もしか
    ウマいこと映像化されたほうが、より楽しめるかも、な一冊でシタ。
    ん~ 『仕掛け』があるぶん、ちょっと難しいかな?

  • キャラクターが物語のトーンに対してポップ過ぎる、そのためか特に主人公サイドの人物像に存在感が感じずらく、ストーリーだけがたんたんと進んで行ってしまった感じかする。

    しかし物語の核となるある人物、そしてこの作品におけるメインとも言えるある仕掛け。
    コレは一度アリエネェーと思わせた分、真相がわかりかけてきたときの快感たるや…
    それを味わえただけでも買った価値はあるなと。

    あと猿ね、カプちゃん、これがスゲぇかわいい。

    総合するとサクサク読める割に、おおっ!と思える仕掛けがあって。
    移動中や合間に読むにはオススメです。

    ま、オチが2時間サスペンスのエンディングみたいで少し萎えるけど。

  • 横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。デビュー作にして
    大胆にも島田荘司の「占星術殺人事件」を下地に
    したような6つのバラバラ殺人を題材に、全く
    別の絵を描くように、面白い作品を輩出した、
    受賞も納得の快作。

    頭部、胴体、両腕、両足のない6つの死体が
    発見される猟奇殺人事件。持ち去られたそれぞれの
    パーツはまさにアゾートを思わせる。その事件を
    追う警察官の視点と、そのパーツを結合して蘇った
    「死体」であるデッドマンとの視点でストーリーは
    展開され、それぞれの推理によって真相が明らかに
    なっていく。

    真相に辿り着く経緯となったデッドマンからのメールなど
    やや強引でご都合主義な部分もあるのですが、それ以上に
    今作そのものの発想と、ストーリーが持つスピード感、
    そして警察官達のキャラクタが優れている為、少しの
    マイナスを充分カバーして余る面白さです。ラストは
    もう少し余韻を残した展開が欲しかったですが...この
    主人公「鏑木」を始めとした面々の再登場を望みます。

  • 表紙の絵からは想像してなかったちゃんとした警察小説でおもしろかった。
    途中ありえん設定やと思ったけど、そーゆーことかと感心しました!

  • いやー面白かった。

    変わった発想のミステリーかなぁと思ったけど意外や意外直球なのね。

  • 展開はありがちだし、文章もあんまうまくない気がする。
    はじめは占星術殺人事件のパクリか??って思った。
    でもなんだか心に残る作品。

    他の作品は出ているのかなー。

  •  死体の一部が切り取られる殺人事件が連発、犯人は持ち去ったパーツで人造人間を、、、。ゴシック系ミステリと思いきや、意外にも直球な人情警察小説でした。
     ストーリー展開の妙が素晴らしく、一気読みしてしまいました。

  • まぁまぁ面白い。

  • ■複数のバラバラ殺人の遺体パーツから人間が再生される...。まさか!?と思いつつも現代の医療技術なら...と読んでいて思ってしまうような現実感。

    ■所詮、小説の中の出来事なんだし...と思考が行ったり来たり。そうい意味でもかなり楽しめた。

    ■途中でネタバレしたけどそれでも最後までしっかりと読んでしまうような作品。かなりオススメ。

  • 面白かった

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著者プロフィール

河合莞爾
熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒。出版社勤務。
二〇一二年に第32回横溝正史ミステリ大賞を受賞し『デッドマン』でデビュー。他の作品に『豪球復活』(講談社)、『デビル・イン・ヘブン』『スノウ・エンジェル 』『ジャンヌ』(祥伝社)、「カンブリア」シリーズ(中央公論新社)などがある。

「2023年 『カンブリアⅢ 無化の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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