三毛猫ホームズの推理 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2886
感想 : 227
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497814

感想・レビュー・書評

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  • 飼い主の死を悼むホームズ。
    ホームズの気持ちを察して、別れの時を大切にしてやろうとする片山。
    どうしてホームズが次の飼い主に片山を選んだのか、人間の言葉は話せないけれど心はきちんと届いている。
    たとえ動物であっても哀しみはきっとある。
    ホームズの感情を読み取ることの出来る片山は、刑事としてはいろいろ問題はあるかもしれない。
    でも、優しい刑事がいてもいいじゃないか。そんな気持ちにさせてくれる。
    空のマッチ箱を弄ぶホームズ。
    探偵役が猫というのも面白いけれど、何よりもホームズの行動がしゃれている。
    片山になんとか事件を解決させようと、謎解きの鍵をクールに伝えるホームズはかっこいい。
    謎解きの面白さを楽しむ作品ではないけれど、あたたかな空気が流れている作品だ。
    軽いタッチで読みやすく、ライトノベルのような手軽さがある。

  • 体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮を取ったせいか、時々物思いにふける癖がある。だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。その名も『ホームズ』。そして、コンビの片山は、血を見るのは大きらい、アルコールはダメ、女性恐怖症と三拍子そろった独身男性。一応刑事だ。売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と二人の(?)のまわりには事件がいっぱい。ノッポで童顔の片山と名探偵ホームズのスリリングな活躍を描く、ベストセラー「三毛猫シリーズ」ついに文庫化!!

  •  三毛猫シリーズ第一作目。

  • 中学生のとき以来の再読。すごくいい話だった気がしていたんだが、思い出補正がかかっていたんだなあ…。今読むと、「ナイでしょ」

  • このシリーズは周りに読んでいる人が多かったので、貸し借りして読んでいた。
    戻って来なかったり手放したりして、どれをどんな風に読んだかあやふやなので、手元に残っていた3冊のみ登録。

  • 色んな事件とかトリックとか伏線がごちゃごちゃしてた感。それがいいのだろうけど。最後にすっきりしたのはしたけど、「まぁ、うん。」といった感じ。雪子の死は悲しかった。

  • 女子大生殺人と、女子大内の売春、汚職、殺人事件。かしこいホームズ。
    ひさびさにこんなに死人の多いミステリーを読んだ・・・
    C0193

  • テスト

    • 2-s-hiroseさん
      テストのレビューへコメントできるのか
      テストのレビューへコメントできるのか
      2014/10/14
  • test

  • シリーズの他の話では、晴美ちゃんはこの本みたいな子じゃなかった気がする。。。
    でも、そんなもんなのかな。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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