三毛猫ホームズの推理 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.48
  • (123)
  • (233)
  • (396)
  • (49)
  • (20)
本棚登録 : 2886
感想 : 227
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497814

作品紹介・あらすじ

時々物思いにふける癖のあるユニークな猫、ホームズ。血、アルコール、女性と三拍子そろってニガテな独身刑事、片山。二人のまわりには事件がいっぱい。三毛猫シリーズの記念すべき第一弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おもしろwwwwww
    まじで最後まで登場人物死んでくヤツ大好き

  • 記念すべき三毛猫ホームズの1作目です。
    1984年の作品ですが、古さは感じませんでした。
    とにかく次から次に事件が起こります。
    密室あり、連続殺人あり、恋愛ありとテンポよく進んでいきます。
    巧妙に伏線が張られていたことに、読み終わってから気がつきました。

  • 複数回のドラマ化もある人気シリーズ一作目。トリックなどに強引さは多少感じるけど、シリーズ化も納得の面白さであった。テレビドラマ版と違うところが多く「原作ではこうなってたのか」という発見があったのも面白かった。

  • 私が初めて小学生?の時に読んだミステリ小説。
    それ以降、ずーっと大好きなシリーズです!
    (小学生が読む本かどうかはおいておいて)
    ----------
    女性恐怖症、高所恐怖症、幽霊恐怖症……。
    あらゆる弱点を兼ね備えたダメダメ刑事である片山義太郎。
    事件の中で出会った不思議な三毛猫(主人公)のおかげで、人生が変わっていく…!?
    主人公の三毛猫が事件の謎解きへと導くミステリー小説!
    ----------

    ミステリー小説の主人公が猫って奇抜ですよね。
    刑事、お前じゃないんかーいっていう。
    猫好きのきっかけもこの本です。

    シリーズ一作目の本作は、
    犯人はなんとなく予想はできましたが、
    それプラスで結構驚かされました…まじで…
    「あれ!この人!?」
    「こっちか〜確かにそうだわ〜」
    のオンパレード!(笑)

    あと、めっちゃ人死ぬ〜!!!
    し、晴美の件はあんまり納得いかない…
    その後のシリーズの晴美を見てると、一作目の件って夢だったのでは?と思いますね。

    とにかくホームズが可愛い作品です!

  • とても読みやすく、気がついたら惹き込まれていました。

  • おそらく30年くらい前に読んで、久しぶりに読みたくなり再読。いやあ、ほとんど何も覚えていなかった(笑)。

    現代と照らし合わせると、非常式なことばかりで、特にコンプラ上、ダメでしょうのオンパレード。でもサクサクと読めて、どんでん返しもあって、エンターテイメント性は顕在だなと。

    これをきっかけにシリーズものを読んで現代までどう変わっていくのか、読み比べていきたい。

  • 初めから読み直したいと思うくらい、読了後満足感があった。

  • 連続殺人、密室、恋愛、猫!
    有名シリーズの記念すべき第一作だが、意気込みが先行してさまざまな要素を盛り込み過ぎてやや消化不良の感がある。
    メインの事件が、シンプルな謎解きに終わらず二重のトリックが介在する点は評価できるが、その他の雑多な要素はご都合的主義に絡み合って、もはやミステリではなくファンタジーの域である。(もちろん猫が推理力を働かせるのは許容できるファンタジーであり、問題なのはその点ではない)

    特に主人公の妹に関する謎の顛末、そして連続殺人の犯人に至っては、早々に予想はつくもののいざ種明かしされてみたら「なんじゃそりゃ」と鼻白むこと請け合いである。正直言ってまったく必要のない要素と言わざるを得ない。
    もちろん40年前の小説であり、若い小説家がサービス精神を盛り込もうと意気込んで書いた作品に現代の視点でものを言うのはフェアではない面があるのは重々承知だが、いつまで経っても色褪せない名作は存在し、この作品が令和の世に読まれてこうしてレビューされているのは厳然たる事実なのでその点についてはご容赦願いたい。

    やや批判的になったが、むろん良いところもたくさんある。繰り返すが何せ有名シリーズの記念すべき第一作なのだ。それ一度お読みになってその目で確かめていただきたい。

  • 久しぶりに再読。やっぱり面白い。
    個人的には、読後よりも読んでる最中の楽しさが圧倒的に勝る作品。
    ・読んでて画が浮かびやすい
    ・登場人物の数が程よい
    ・ベタな恋愛要素
    ・サラッと流せるギャグワード
    ・猫
    あと字数も少なめだから、サクサク読めるのも良い。

    犯人の動機や、恋の結末はかなりえーーって感じだったけどトータルでは十分面白かった。

  • 読みやすい本格推理小説。
    トリックに関しては考えつくもの。ただ、新本格ミステリの始まったばかりの時代を築いてきた1作なのはまちがいない。

全227件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤川次郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×