女子大生会計士の事件簿 DX.1 ベンチャーの王子様 (角川文庫)
- KADOKAWA (2004年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043767014
感想・レビュー・書評
-
軽いお話。
よかったのはよくわかる〇〇の本というように解説が主にならず、スラスラと読めるところ。
ある意味物語としても会計士の知識の本としても突き抜けていいところがないともいえるが、
それだけ人それぞれに合う読み方が出来るともいえる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
110612
-
会計の本としてのイノベーション作。
目の付け所がいいですね。 -
(収録作品)北アルプス絵はがき事件―簿外入金・架空出金の話/株と法律と恋愛相談事件―債務保証・商法の話/桜の頃、サクラ工場、さくら吹雪事件―未収入金・未払金の話/かぐや姫を追いかけて事件―固定資産の話/美味しいたこ焼き事件―売掛金の話/死那葉草の草原事件―土地の評価の話/ベンチャーの王子様事件―SPC(特別目的会社)の話/女子大生会計士の事件後
-
読みながら会計の知識がつく・・・というには大げさかもしれないけど、少しでも簿記とかの知識があればなるほど納得な内容かと。
ただ小説としてはちょっと浅いかな。萌さんの思考も少々残念だし(それは関係ないか)。 -
読み物としてはサクサク読めた。数時間で読める内容。会計士の監査の仕事内容を知ることができたのと、不正会計のカラクリを垣間見れたことが良かった。簿記の勉強中なのでだいたいは理解出来るけど、知識なく小説として読むのはしんどいのでは。会計、簿記勉強中の人にはオススメです。
-
2005.8.2
-
新米会計士補・カッキーこと柿本一麻と女子大生の公認会計士・藤原萌美が、監査の場で次々と起こる事件を解決していくシリーズ。
粉飾会計(切手トリック)、会社乗っ取り(株権の移動)など、ミステリとして楽しく会計士について学べる。
元々小説としてではなく、会計士を目指す学生向けの雑誌に載っていた、ある意味テクストのようなものだったとの事。
確かにトリックも簡単だし、ミステリ小説としては軽い感じ。
ただし会計の世界を垣間見るにはうってつけの一冊。
登場人物全ての名前に奈良&飛鳥&平安時代の人物の名前が使われているのがツボ。 -
70
-
「会計監査という仕事を軽妙に紹介するという点において本書の功績はすばらしい」などという感想を書こうとおもいつつ、しかしそもそも会計や簿記の知識が0に近い僕がそんな上から目線な感想を述べる資格があろうはずもないことに気づく。
エンターテイメントとして非常に楽しく、簿記アレルギーも2ミリくらい和らいだのでよかった。くらいしか言えない。