不思議の扉 時をかける恋 (角川文庫 あ 101-1)

著者 :
制作 : 大森 望 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 748
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043943395

感想・レビュー・書評

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  •  タイムトラベルを背景にしたラブロマンス。って訳で苦手なジャンルだ。

     まずは、読みたかった「美亜ヘ贈る真珠(梶尾真治)」なんだが、情けないことにさっぱり意味がわからなかった。感性がないのか何なのか・・・。

     次が既読の「エアハート嬢の到着(恩田陸)」だが、これ前にも乗り切れなかったため今回はパス。続いて、最近いいなぁと思っている作者さんの「Calling You(乙一)」。これなかなか良かったなぁ。オチが最初から見えているんだけれど、下手に歴史改変しないところが良い。

     続く「眠り姫(貴子潤一郎)」は初めての作者さん。しかしさっぱり面白くなかった。そして意外な選択「浦島さん(太宰治)」。可もなく不可もなくかなぁ。ラストは既読の「机の中のラブレター(ジャック・フィニイ)」。古典的名作なんだな。

     ってことでちょっとは読書のペースが復活したかな。明日からまたがんばろうっと。それにしても「美亜ヘ贈る真珠」って意味わからないなぁ。

  • 時間軸や、一人称が誰を指しているのか分かりづらい部分もありますが、そこも含めて不思議感漂う作品でした。

  • 眠り姫が良かった!

  • もっと軽い読み物集かと思ったら、結構読み応えがありました。
    同じジャンル(時をかける恋)の他の作品をあとがきでたくさん紹介しているのも、もっと読みたいと思うかもしれない読者のニーズを満たしています。

  • 乙一に惹かれて買った。眠り姫と机の中のラブレターが好きかな。

  • 恩田陸のエアハート嬢で泣いた。

  • 好きなものだけ拾い読み。

  • 個人的には、Calling Youと眠り姫が好きだった。短編集はほんとに面白い。

  • なんだか今一つ消化不良な感じがする。
    時を超えた恋愛がテーマだけど短編集で一つ一つの話が短いせいか今一つ話に重厚感がない気がした。
    まぁこれは完全に個人の好みですけどね。

    calling youは乙一さんの短編集で読んだことがあったのですがやっぱりいい話ですね。

  • 障害となるものが、大きければ大きいほど、
    自分の手に余れば余るほど、
    人は、その恋が真実な気がしてしまうのかもしれない。
    だからといって、時までその障壁にしなくてもいいのに…と思ってしまうのは私だけだろうか。
    人にとって平等な時の刻みを超えようとする恋は、
    果てもなく切なく、時に残酷ですらある。

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著者プロフィール

1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』、劉慈欣『三体』(共訳)他。編著に『ベストSF』シリーズ他。

「2023年 『NOVA 2023年夏号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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