サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫 こ 1-1-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044743017

感想・レビュー・書評

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  • 誰がどんな能力持ってるのか分からない町によく住んでいられるなと思う。

  • タイムリープもので過去をやり直すことで未来を変えるお話。
    設定はありがちだけど、過去に戻るにしても色々制約があるらしく、
    それがストーリーをうまく合わせています。
    面白いは面白いんだけど、何かが足りたい気がします。
    たぶんそれはストーリーが平坦すぎるし、キャラも濃さがない。
    マジメな話だからしょうがないけど。
    題材はいいだけにちょい残念でした。

  • 透明感のある文章だけど、ちょっと淡々と過ぎてしまったのが残念。
    淡々は嫌いじゃないのですが、タンタン過ぎるというか…
    好みの問題ですね、すみません。。

    でもまさか超能力バトルものとは思わなかったw
    いやそんなでもないけど。

    設定はまあ、ありがちだけど、面白かったです。
    面白いよ!読んで!っていうほどの絶賛な感じはなかったですが。
    とりあえず2巻も買ってみようかなと。

  • 設定がいいな。しかしそれ以上に文章というか世界観が自分の波長に合っていて非常によかった。

  • ライトノベルと一般文芸の曖昧な境界線上に
    あるような作品スね。むしろ一般文芸に近い気がします。
    ラノベ嫌いでも絶対イケると思います。

    ラノベではよくあるタイムリセットもの。
    高校生たちの特殊能力や非現実な設定ですが
    はしゃいだ文章じゃないし、軽いSFやファンタジーの
    ように自然にその設定に入っていけます。
    主人公ケイのやや斜に構えた雰囲気や会話なんかは
    伊坂幸太郎のソレに近いもんも感じます。

    タイムリセットものの多くは人の死がゲーム感覚で
    何度も再生されたりするリセットが多い中、今作は
    逆に生の為のリセット...それも痛みをしっかりと伴っている
    ところに好感が持てます。やはり通常の文芸書として
    充分面白い作品だなぁ。乙一の絶賛コメントも納得ス。

  • 09/12/10読了

  • 伏線を回収しようとする姿勢と、淡々としたテンションがとても好き。もっとキャラが極端でもいい。

  • 三回転半に挑戦したけど、三回転止まりでした。
    ちゃんちゃん。

  • 世界をセーブポイントまで3日間リセットできる。ゲーム的発想が面白い。

  • 生きているということは、いつでも死ねるということだ。

    「僕は神様になりたい。いちいち人に試練を与えたりしない、
     人間不信じゃない神様に。
     お腹がすいている人にはパンをあげて、悲しんでいる人は幸せにする。
     毎日、そんな仕事をして暮らしたい」

    「今の世の中は、ちょっと悲しいことが多すぎると思うんです」

    「全ての人が欠落しているなら、
     そもそも欠落した状態が人間としての正しい姿ではないのですか?」

    正論に感情論を返すのは、気の進まないことだった。
    でも、結局のところ人が判断の基準にするのは感情だ。

    「ねぇ、ケイ。ボクはとても悪いことをしたんだ」
    「そうですか?」
    「そうだよ」
    「じゃあ、そうなのかもしれません」
    「うん。ありがとう」

    それはシンプルに、ケイの名前を呼ぶ声だった。

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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