- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047916234
感想・レビュー・書評
-
ネタバレになるため、多くは語るまい。
またまた、また"シンボル"を探して。
前作、前々作では、フランス、イタリア、バチカン、ローマ ―ヨーロッパ中を駆けずり回ったが。
今回の舞台は、新大陸。
ロバート・ラングドン教授、この度、アメリカで。
坂本龍馬も繋がりがあったとされる、世界的石工組合についての謎解きに迫る。
既に心は、下巻を捲る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
象徴学者ロバート・ラングドンが突然事件に巻き込まれ、世界の謎に挑むシリーズの第三弾。
あの『ダヴィンチ・コード』の数年後の設定で、今度はフリーメーソンの秘密に迫るというのだから、期待値半端ないっすよ。
でもねえ、今回は、やられました。
なんど眠らかされたことか。
全然進めやしない。
どうしちゃったのかな。
そんなにつまらないっていうわけでもないんだけどね。
でも、『ダヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』の時みたいに、読み終わるまでやめられない!!ええ!そんな展開ありですか!?
というのはなくって。
えっちらおっちら読みました。
設定は『ダヴィンチ・コード』のトレースで、ヒロインがいて、尊敬する名士が被害者で、怪しい異形の男が出てきて主人公の行く手を阻んで、大きな謎があって、それを紐解くことが事件の解決につながっていて…。
内田樹さんはファンというものは、その歌手なり、作者なりの前の作品と”同じだけど少し違う”作品を期待している、と言っていたけど、これはあんまりにも同じだったなあ。
あと、私がフリーメーソンについての予備知識がなさすぎなのも面白がれない理由かも。明らかにされる謎に重要性が実感できなかったな。 -
もうちょっと登場人物の気持ちに敏感に描かれているとうれしかったな。
-
相変わらずな設定なので、(好みの問題だがアメリカ自体に魅力を感じないので)ワシントンを舞台にしている時点で、歴史的・宗教的な深みを見出せなかった。それとも今作は宗教観を薄めたのかな。どうしてもラングドン=トム・ハンクスになってしまう。時間つぶしに良い小説。
-
とりあえずダンさんの本は最初の展開が遅いのが難点であることです。読み終わるにもかなりの時間を費やした。でも、いつもクライマックスの展開は好きなんで期待しながら下巻を読みます。
-
今までのシリーズと同じようにおもしろかった。
ただ、物語に深みを出すためなのか、やたらと説明(なくても話が通じる)が多く、つかれた。 -
面白い!ラングドン教授、いつも通り謎解きをしつつ(させられつつ)…。スピード感あふれる展開。ラングドンのこのシリーズ、いつも似たような物語の展開だよなーと思うけど、テーマが変わることで飽きずに楽しめている。ちなみに今回は、フリーメイソン、古(いにしえ)の神秘を見つける…。
-
ダ・ビンチ・コードで一気にベストセラーとなったロバートラングドンシリーズの第3弾。
天使と悪魔ではバチカンを、ダ・ビンチ・コードではパリを舞台として繰り広げられたシリーズも、今回は本国アメリカ。
秘密結社のフリーメーソンをバックグラウンドに連邦議会議事堂を舞台として繰り広げられる。
ラングドンの旧友であり、フリーメーソンの最高位をもつピーター・ソロモンからの連絡で幕を開ける物語は、ピーターの切断された右手というショッキングな形で、事件性を帯びる。 フリーメーソンの「古の秘密」を手に入れることを目的とする誘拐犯と、それを牽制しつつ謎解きに挑むロバートラングドン達の他に、何故かかかわりのありそうなCIA警備局長の3組で話は展開する。
ダ・ビンチ・コードの時にはイッキ読みしてしまったが、期待値が大きかったせいかロストシンボルはそれ程求心力のある物語運びではない、というのが感触。 上巻では複数の謎を残したまま物語が進んでいるのでいるのでワクワク感はあるがダ・ビンチ・コード程、フリーメーソンの謎にグイグイ引っ張られない。 取り上げた素材が、ダ・ビンチ・コードの様な重厚な歴史とミステリー性を持ち合わせていないのか、単に筆者の料理の仕方なのかはよく分からない。 とにかく下巻に乞うご期待である。 -
象徴学の有名教授であるラングドンの元に
フリーメイソン最高幹部のピーターからワシントンDCでの講演の依頼が来た。
講演は今夜だと言うことで飛んでいったラングドンだったが
連邦議会議事堂ではそんな会は行われておらず
代わりにピーターの切断された右手首が置かれていた。
ピーターの秘書に確認のため電話をすると
その男はピーターを誘拐したと告げラングドンに
ワシントンDCに隠された古の門を見つけるよう要求する。
騒ぎを聞いて駆けつけた警備部長のアンダーソンと
なぜかすぐに現れたCIA保安局長のサトウと共に
手首の示す議事堂の地下に降りると
そこにはフリーメイソンの<自省の間>があり
さらにフリーメイソンの伝説のピラミッドが安置してあった。
フリーメイソン幹部であり議事堂建築監でもあるベラミーの乱入で
ピラミッドを持ったまま逃げ出したラングドンは
誘拐犯から命を狙われていたピーターの妹キャサリンと合流し
ピラミッドに隠された暗号の解読に挑む。
装丁:片岡忠彦
ラングドン・シリーズ第3作はワシントンDCが舞台です。
「至高の存在」への信仰心を持った者が集まった秘密結社
フリーメイソンの古の英知を巡った駆け引きに
ラングドンが巻き込まれていきます。
上巻は謎がどんどん提示されて終わるのでなんとも言えませんが
下巻が気になる上手い持っていき方だなあと。
もちろん隠されている物や暗号も気になりますが
マラークはそれを得てどうするつもりなのか、
サトウがいち早く駆けつけた理由とは、
ベラミーが連絡していた相手とは誰か。
話の展開が『ダヴィンチ・コード』を思い出させますが
骨組みを踏襲していても細部は全く違うのだし
シリーズものの推理小説の宿命なのかも。 -
読み出すとあっという間