殺人の門

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1631
感想 : 213
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  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048734875

感想・レビュー・書評

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  • 陰鬱って言葉がとても合う。胸が押しつぶされそう。
    倉持はとにかく最低だけど、主人公もどうなんだろう・・・。
    間抜けというか、口だけというか。
    最後に門をくぐるなら、もっと早い段階でくぐってくれれば、
    たくさんの人が救われたような気がする・・・。
    なんて考えちゃいけないのかな。
    殺人の門・・・衝撃的な言葉だな。
    二人の関係性が怖すぎるけど、倉持側の話も読んでみたいかも。
    東野圭吾、たまにこういう心臓えぐるような話を書きますね~。
    たまらない気持ちにさせるけど、
    読まずにはいられない!っていう気にさせる文章力は、さすがです。

  • 主人公がアホ過ぎる

  • 殺人鬼になるのかなーって思って読んでたけどそうじゃなかった。倉持に翻弄されるだけ翻弄されておしまい、って感じ。倉持側の考えなんて知ったこっちゃねえよ、主人公間抜けすぎるし悲惨すぎるだろ。

  • なんとなく後味の悪い作品です!
    でも、先が気になり読みごたえありですが、ドンドン進みます

    こんなにも一人の人に操作される人生って考えられない、いい加減気づきなさいよ!と言ってあげたくなります

    開業医の家庭で豊かな生活を送るおっとりと人の良い田島君。両親の離婚をきっかけに生活が崩れ落ちる
    友達の倉持君はそんな田島君をずっと見てきた…
    殺人を犯すってこんな気持ちなのかしら?

  • 分厚い!!
    田島くんが倉持くんに、カモにされまくる話。
    倉持くんみたいなズル賢くて、非情な人、世の中にはいっぱいいる気がして怖い。
    こんな人が自分の人生の中に入ってこられたら、どうしようかと思った。

  • はっきり言って、恐ろしかった。
    田島が、倉持修という一人の男のせいで不幸になり続けていく話。
    とことん不幸になっていくなかに、倉持修が関わっている。
    倉持修が田島に持ちかける話は全部いんちきで、なのにうまい話と話術に引っかかってたくさんの人が信じてしまう。
    最後にベットで寝ている倉持修の首をしめる田島は、殺人の門を越えてしまったのか。
    とにかく重くて暗くなるような話だった。

  • 前に読んだことを忘れてしまって、もう一回読もうと思ったけど、途中で断念。
    東野圭吾のずっと前の作品。
    ダークやし、暗いし、いまいち好きになれない。

    もっといい作品はいっぱいあるのに、ちょっと残念だった。

  • 田島…いい加減わかれよ~~( ノД`)後半いらいらして飛ばし読み。

  • 図書館にて借りました。
    面白かったー!

    「殺人に興味がある小学生」が次々に訪れる家庭の不幸の中、いつ?誰を?どうやって殺すか。
    「ここか?」「いやここか?」と考えながら読めました。

    でも、主人公は本当に「おぼっちゃん」だと思う。
    私だったら後2.3回は殺してるか、出る所出てる。
    だって「サギ」ばっかだし何より疫病神・・・。
    逢えば不幸になる。
    これがラストの布石になる訳だけど、本当に一方的な「友情」です。
    だから殺されても仕方ないんじゃ・・・とも思ったり。
    しかしそんな奴でも憎みきれずに、利用されてしまう主人公。
    お前も大概だ・・・。

    私は実は倉持は主人公を羨ましかったんだと思う。
    子供の頃からは勿論、大人になってもこの「素直さ」を。
    だから「布石として置いておける程、程ほどに幸せにして」」不幸」にもあわせたんだと思う。
    まあ、この辺が育ちの違いと云うか・・・。

    主人公を取り巻く女性人の気持ちは嫌だけど解っちゃう。
    ひとりでも、本当に幸せを願ってくれる人がいたらまた人生が違ったとも思う。
    家庭を作ってあげたかったな・・・。

  • 読感が最悪。
    すっきりもワクワクもしない。

    展開が想像でき、その都度騙される田島にイライラする。
    田島の性格には本当に辟易する。
    だらしない。

    倉持が信頼しているからこそ、田島を捨て駒として利用するといった、
    歪んだ関係性を書いていたが、納得感は得られなかった。

    ただ、文書力、構成力はさすが。まず外れが無いのは凄い。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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